『銃』レビュー【いずみ】
🎥日本映画スプラッシュ🎥
🇯🇵『銃』
監督▶︎武正晴
出演▷村上虹郎、広瀬アリス、リリー・フランキー、日南響子、新垣里沙、岡山天音、後藤淳平、村上淳
【あらすじ・感想】
芥川賞作家・中村文則の衝撃デビュー作「銃」。2002年には新潮新人賞を受賞し、英訳「The Gun」は16年「ウォール・ストリート・ジャーナル」年間ベストセラーミステリー10冊にも選出された。今も読み継がれているこの人気小説を奥山和由プロデューサーが企画・制作、武正晴監督がメガホンをとり映画化。モノクロの映像(一部カラー)表現により、原作の独特の世界観を壊すことなく、日常に潜む人間の狂気を描いた作品。主演は、近年、俳優として活躍をし続けている村上虹郎。銃に支配され、徐々に狂気が満ちていく難役を熱演。ヒロインには広瀬アリス。また主人公を追い詰める刑事役を怪優、リリー・フランキーが演じる。
個人的な超神作に出会ってしまいました。
鑑賞から数日経ちましたが、未だに冷めやらぬ興奮に心が満たされております。ある雨の日に銃を拾った主人公のトオル。銃を手にしたことで、退屈な日常から一転、スリルに満ちた生活が始まる。
毎日、この凶器を磨くことで独特のコミュニケーションを取り始めるトオル。そして、トオルにはある願望が芽生え始める。
「撃ちたい。」
徐々に、銃に心を支配されていくトオル。そしてついに、その弾丸を「ヒト」に撃ち込みたいという気持ちまで芽生えいく...。
日々の生活にどこか物足りなさを感じている人なら、この映画の世界観に没入することでしょう。そして、主演の村上虹郎の父、村上淳の配役が最高です。ここで使ってくるか!と思うことでしょう。是非劇場へ。
次回の上映は
11/1 (木) 16:05-
そして、全国公開は
11/17(土)から!
鑑賞者 :いずみ