動中の工夫は 静中の工夫に勝ること 百千億倍
2018.11.01 06:39
江戸時代の禅僧、白隠禅師の残された言葉です。
静中(坐禅=心を調えること)も大事。
だけど、それ以上に
動中(食事、掃除、仕事など日常生活そのもの)
が大切だ。
今まではその程度の理解をしていたのですが…
この和尚さんのブログを読んでグッと来た!
【百千億倍】なのです。
「倍」と「百千億」という言葉に意味がある、と。
◆「倍」ということは、
いくら動中の工夫をしても、
静中(心を調えること)がベースになければ
いつまでたってもゼロである。
◆「百千億」
普通に考えれば、百、千、の次は万。
だけど、あえて、百、千、億となっている意味は…
【ブログ本文より】
禅の教えでは、型を破ること、
自分の殻を壊すことを大切にします。
型を破るといっても、まずは型を作ること、
型をしっかりと固めた後に壊します。
静中に勝ること 百千億倍
は、静中(坐禅)という型をしっかりと作った後、
「百千億」との表現のように、
その型すら破ることの大切さを
説いてくださっていると感じました。
素晴らしい解説!!
なんだか私はすごく腑に落ちました。
ぜひ読んでみてください
http://blog.tokozenji.net/blog-entry-1302.html