『トゥー・ダスト』レビュー【いっちー】
2018.11.02 04:05
🎥ワールド・フォーカス🎥
🇺🇸
『トゥー・ダスト』
監督▶︎ショーン・スナイダー
出演▷ゲザ・レーリヒ、マシュー・ブロデリック、サミー・フォイト、サラ・ジェ・オーステル
【あらすじ・感想】
敬虔なユダヤ教信者のシュムエルは妻をガンで亡くし、悲しみのあまり毎晩悪夢を見るようになる。遺体が土に還るまで妻が辛い思いをしていると考えるシュムエルは、遺体がどのような過程で土に還るのかを知りたがり、短期大学の生物教師アルバートにまとわりつくようになる。
とにかく奥さんをなくして悲しいシュムエルがよわすぎて、男の人がこんなに弱々しくなってしまうのを初めて見たくらい痛々しくて悲しくなっちゃいます🙌🏻 アルバートとシュムエルで本を読んで遺体が土に還るまでの勉強をしたり、無理やり実験をやってみたり
すべてシュムエルが無理やりアルバートを引っ張り出して巻き込んでるのです!
アルバートは拒否しつつ結局付き合っちゃうのが優しい。奥さんをなくして悲しんでるシュムエルを結局はほっておけなかったのか、まとわりつかれて負けたのか、、、 少し遺体の話が多いのでグロテスクにみえてドキッとする描写もありますが
息子2人がお父さんが悪魔に取り憑かれてると心配して悪魔退治を夜な夜なしに行くところとか
なんかとってもピュアなファミリーなんです💧
奥さんが大切すぎて、亡くなってしまった後に辛くないようにと
それだけをずっと考えてしまう愛が深いシュムエル。
2人で遺体がどうやって腐敗するのかを知るための旅に出るのですが、本当に腐敗して土に還るまでの遺体を見たときに
やっと心の整理がつきはじめたシュムエル。
個性的すぎる心の整理の仕方ですが、奥さんを大切に想う気持ちはきっと共感できるはず☀️ 鑑賞者:市川