関わり続ける、ということ
こんばんは。
今日の最低気温は4度の阿賀町公営塾 黎明学舎です。
「関係人口」
この言葉、ご存知でしょうか?
「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指します。
地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、地域によっては若者を中心に、変化を生み出す人材が地域に入り始めており、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。(総務省HPより)
関係人口という言葉そのものについて「冷たさを感じる」「想いが言葉に乗らない」というような意見もあるようですが、ここではその話は一旦置いておきます。
「外に出ても、阿賀町と関わり続ける人材」=「関係人口」
そんな存在が今日黎明学舎に来てくれ、後輩のために受験や進路のアドバイスを残してくれました。
彼女は現在、東京の大学に通う大学生。
阿賀町で生まれ、阿賀町で育ち、黎明高校で学び、黎明学舎で学んでいた生徒ちゃんでした。
進学をキッカケに阿賀町との接点がプッツり切れるのではなく、黎明学舎や私たちスタッフと繋がり続けることで、こういう縁繋ぎの機会が作られました。
この縁繋ぎが、黎明学舎という環境やスタッフ個人ではなく「ふるさと」「母校」「後輩」のような抽象的な存在が基点となることで、属人的ではない持続・継続的なものになるのではないでしょうか。
そのためには、生徒のみんなと地域での横のつながり(人との接点づくり)、高校での縦のつながり(先輩・後輩との接点づくり)に取り組むことが必要だと考えます。
現在、黎明高校では「地域学」というカリキュラムが行われ、町との接点をつくっています。
黎明学舎では、1〜3年生が同じ環境で刺激し合いながら勉強やコミュニケーションをしています。
こういう取り組みを通して、阿賀町と「赤い糸」で結ばれ、関わり続ける人が育まれていけばステキですね。
challenge change chance