ロックダウンの思い出2.0 は、新たな可能性か、あるいは親バカ的心境の序曲なのか
新しい年が明けました。
本年もどうぞ宜しくお願い申しあげます。
さて、今年初めての(取材関係の)仕事は、『作りながら覚える 3日で作曲入門2.0』の作者、monaca:factory さんのインタビュー。
これは2016年に出た版のバージョンアップなのだけれど、その際もインタビューさせていただき(取材は2019年)、本書をコミックというカタチでブラッシュアップさせた『作曲はじめます! ~マンガで身に付く曲づくりの基本~』のときにもインタビューさせていただいた。だから、今回で 3回目のインタビューということになる。
どちらの書籍も「あれこれ考える前に、まずは一曲作っちまえ!」というのが大きなコンセプトで、まずは作ってみた後に、コード進行をはじめとする基本的な音楽理論の話が出てくる構成。そのほうが理論だってより実感を伴って入ってくるというもの。その潔さが大きな特徴である。
また、DAW(DTM に使うソフト) の基本的な使い方もわかりやすく説明してくれているのも初心者にはうれしい。
※ 別にDTM云々を主眼に置いているわけではなく、楽器を持っていない人でも作曲ができる、ということを伝えたいために DAW の話から始めているに過ぎない。「ピアノができるんだったら PCなんていらないですよ」と monaca さん。
とはいえ。
何をかくそう、自分はこの取材がきっかけで、DTMを始めたのだ。
正確には、やってみたいな、と常々思っていたのを、背中を押してもらったというべきか。
まぁとにかく、ここで始めてみたのだ。当時はコロナ禍だったこともあり、しかしこればっかりやって全く仕事いない、なんてわけにもいかなかったので、一日に4小節ずつ作って、それを週末にまとめてひとつの作品にする、みたいな感じでやってみた。
記念すべき(?)一曲目。
いま何年かぶりに聴いてみたが、やはりどこか、今の自分にないものがここにはあったりする……なんて感じてしまうのは、いわゆるひとつの親バカ的な心境なのだろうか(爆)。
これも毎日 4小節ずつ作ったのだが、今じゃ作れないかも、なんて思ったりする。
ちなみに、『作曲はじめます!』のときには、こんな時期を書いたりもした。
まぁ、何を言いたいかというと、何もかも懐かしいということなのだが、、いま再びDTMで作曲にチャレンジしてみたら、どんな曲を作り、どんな発見があるだろうか……などと想像してみたくなるのである。
そして、今回の取材が、再び私の背中を押すことになるかもしれない、という朧気な予感がするのである。