第32回島根県造形教育研究大会 隠岐大会
日 時:平成30年10月19日(金)
会 場:隠岐の島町立西郷小学校 (公開授業・授業分科会・課題別分科会・全大会)
隠岐の島町立西郷中学校 (公開授業・授業分科会)
前日の悪天候で開催が心配されましたが、当日は皆さんの願いが通じてか全日程を完了する ことができました!参加された先生方、指導助言の先生方、主催者の方々をはじめ、この大会 開催に関わってくださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
【公開授業】
◼︎西郷小学校 2年生(造形遊び)
「カラフル 広がる ヒオウギ貝!」錦織伸吾
隠岐の海でとれた「ヒオウギガイ」を使った造形遊び。今まで見たことのないよ うな、たくさんの貝を目の前にして、うわぁっと歓喜の声!「どんなことができるかな」「こうやって並べると色がだんだん変わっていくよ」と活動がどんどん 広がっていく子ども達。ふるさとの自然に触れながら、色や形に浸った1時間で した。
◼︎西郷小学校 3年生(立体)
「漂着物大変身!わたしの隠岐に入りのひみつ基地」池田里恵
隠岐の海岸には、流木や石などがたくさん流れついてきます。普段なら見過ごし てしまうものでも、じっくり観察してみると・・・流木や石の形と向き合いなが ら、作り上げる自分だけの「ひみつ基地」。さすが3年生、ロープや浮きなどの 接着の方法も工夫し、活動していました。
◼︎西郷小学校 5年生(鑑賞)
「教えて、あなたの見方感じ方〜身近なものから〜」板倉昌弘
隠岐にあるものだけでできたアートカードを用いて行った鑑賞の授業。自分の見方や感じ方で捉えたカードの中の「魅力」を、視覚や触覚といった五感を働かせて伝え合っていました。市販のカードではなく先生の手作りのカード。そこには、子供達の発達の段階や実態を踏まえ、見せたい視点や、感じさせたい色や形 であふれていました。
◼︎西郷中学校 3年生(デザイン)
「魅力が伝わる!パッケージ〜隠岐のお土産パッケージをデザインしよう」糸原加奈子
隠岐の魅力を詰め込んだ商品のパッケージについて話し合いました。これまで考えてきたデザインを相互鑑賞し、アドバイスを送り合う、「魅力アップ会議」を行って、よりよい作品になるように高め合いました。
【提案発表】
◼︎七日市小学校 名田惠子
「想いやねがいを大切にして、自分を表現できる児童の育成〜評価を生かした造形遊びの授業の工夫〜」
◼︎松原小学校 高倉聡子
「主体的・対話的で深い学びのある鑑賞活動のあり方を探る〜アートカードを活用した鑑賞活動」
◼︎馬木小学校 佐伯晴子
「自分の考えや思いを言語活動を通して豊かに表現することができる子どもの育成」
◼︎松江第四中学校 木戸敏道(松江一中・東出雲中 共同研究)
「自ら課題を生み出し、自己を豊かに表現する生徒の育成〜考えやイメージをまとめるための手立ての工夫〜」
【講演】
◼︎島根県教育センター 指導主事 松田 淳
「図工美術の“主体的・対話的で深い学び”〜新学習指導要領から考える授業改善〜」