【京橋 河岸】新富河岸
2018.11.03 06:47
河岸名:新富河岸
読み方:しんとみがし Shintomi-gashi
区分:河岸
成立:1882(明治15)年
廃止:1924(大正13)年
現町名:中央区入船一~三丁目
概要:入船川東岸の河岸。河岸はこの新富河岸のみ。明治期の地図にある。
入船川は1868(明治元)年に新島原遊郭の郭堀として開削されたのが始まり。1870(明治3)年、遊郭は廃止されてしまったため、1882(明治15)年に郭堀を拡幅する形で入船川を開鑿。しかし1924(大正13)年、関東大震災による帝都復興計画の一環により新大橋通り建設のため、全川埋め立てられた。
『明治30年京橋区全図』は、入船町と新富町の間を通じる入船川の入船町川沿いを「新富河岸」と記載。『案内』の入船町二丁目の項に「一丁目の南にあり、入船川町西を流る。本町より六丁目に至る河岸を新富町河岸と云う」とある。のち入船川は埋め立てられた。中央区入船一~三丁目の新大橋通り沿いの地。新富町河岸の別称。
撮影場所:新富河岸