Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

風にのって楽しく~風楽(ぷら)の「あ・ゆみ」

日本語字幕版の邦画

2018.11.04 06:05

グレイヘア・タロティスト

セイペンタ藤子です。


映画「億男」を観てきました。


今回、「億男」の上映回は

「日本語字幕版」でした。


スケジュールの都合上

どうしてもその時間しか空いてなかったので

迷いはありましたが観ることに。



調べてみると

「日本語字幕版」とは

耳の不自由な方は日本語字幕で楽しむことができ

目の不自由な方は無料アプリ「UDCast」を携帯端末にダウンロードし、音声で楽しむことができる上映回とのこと。


実際にダウンロードしてみたら

日本語だけでなく、英語などにも対応しており、外国人の方も楽しめるようになっていました。


この時、わたしは昔観た河瀨直美監督作品の映画「光」を思い出していました。


この映画は

目の不自由な方への「映画音声ガイド」制作に従事している女性と、視力を失いゆくカメラマンとの交流が綴られています。


「映画音声ガイド」を作る、ということは

映像を事細かに描写すれば良い、というものではなく、映像をイメージするための余白を残しておく必要があります。


どの情報を伝え

どの情報を省くのか


それを、目の不自由な状態がどういうものか

わからない者が作る。


制作過程で

何度も話し合いの上、修正が重ねられます。


とても繊細で難しい作業。



映画の効果音、セリフ、音声ガイド。

きっと一人一人、違う映像を作り出しているのでしょう。

それは鮮明な映像であったり、ひかりの粒であったり。


ということは

観客が100人居たら、100種類の作品が映画上映と同時にリアルタイムで生み出されている、ということですよね。


凄い。


そしてもし各々のイメージに、重なる部分があるとしたら、それは普遍的なイメージで一人一人が繋がっているということなのかもしれません。


まぁ、その日、劇場内には5人しかいませんでしたケド^^;


スケジュールが詰まっていなければ

映画「光」を観ていなければ

出逢わなかったかもしれない世界。



そんなことを思いながら観た「億男」については、またの機会に〜(╹◡╹)



ご訪問ありがとうございました。