何故、ボージョレ ヌーヴォーだけが有名?
2018.11.12 04:41
前回、フランス全土の地域で新酒を造り、
解禁日に販売開始しているお話しをしましたが・・・
では、日本で、
ボージョレ地区の新酒だけが有名なのは何故でしょう?
それは、
ジョルジュ デュ ブッフさんという醸造家の功績なのだそうです。
この発音しにくい名前の仕掛け人、
ガメイ種から フレッシュ感を最大限に引き出し、
バランスよく、軽快で飲みやすい赤ワインを造りました。
更に、華やかでお洒落な花柄ラベルにして売り出したところ、
ボージョレ地区の新酒は大人気💥
一気に 世界中に知られることとなりました。
日本が、ボージョレ地区の新酒生産量の半分を輸入する
「大お得意様」となっているのは ご存知ですか?
そうなった理由として…
日付変更線の関係から、
先進国では 日本が一番に解禁の瞬間を迎える、
という条件が大きく影響したと思います。
なんだか優越感ありますよねー!
お祭り好きの日本人は ヌーヴォーに飛び付きました。
バブルの頃は、
ワインなんて特に オシャレな感覚がして
人々の気分を高揚させてくれたのかもしれませんね👠💍💎
一気にワインの人気が上がったようです。
☝ここからは私の個人的な考えなのですが…
ガメイの軽快な味わいが、日本人の舌に受け入れられやすかった、
それも一因ではないか、と思うんです。
日本の家庭料理、和食文化は、
もともと、アッサリした味付けが多いですよね。
木樽の香りがして、しっぶ~い、濃厚な赤ワインよりは
優しく軽快な味わいの赤ワインは、
飲みやすく、普段の料理にも合わせやすかったのではないか・・と。
こんな「へぇ〜!」なハナシを知りつつ飲んだら、
きっといつもより楽しい解禁日になりますよ😃