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からだ部

ぼーだーれす レポート 2018/11/3

2018.11.29 16:11

わたしたちはいつどのタイミングで世界に対して境界を引くのだろう? 

本企画は、公募で選出した7人の出演者たちと午前中にクリエーションをして、そのまま来場者をお迎えしてのギャラリーでインスタレーションを行ったレポートになります。 



あそぶ  


午前中は皆であそび、 

そしてからだをぶつける中で、 

他者という境界を取っ払います。 


一つ一つのワークには、 クリエーションを行う上でのエッセンスが、 いたるところにまぶされている設計になっています。 


頭の力をぬいて「操り人形」をイメージして踊ります。


前半の一時間半で、 初めて会う出演者たちと溶け合います。 




クリエーション  


時間の使い方、出演者たちの居方、動きの意識などについてプレゼンテーションすると、早速シュミレーションを行います。 


それぞれが自分なりの居方や過ごし方を探ってゆきます。 


それぞれの空間が時間とともに重なります。 



時に誰かに触れ、踊り、何気ないことを喋ります。  



そして、それぞれの持つ世界の境界が溶け合ってゆきます。 



シュミレーションを通じて感じたことを共有し昼休憩に入ります。 





スタッフが受付に到着すると、 来場者たちをお迎えする準備が整います。 


セッティングされた空間に、来場者たちがくると、出演者たちが少しずつ普段のギャラリーとは違う時空を作ります。 


来場者の皆さんには、 白紙が載ったボードと鉛筆が手渡され、 好きなように過ごしてもらうよう告げられます。 

ふとした気づきを言葉にして欲しいとも言い渡されます。 


空間を歩き回りながら見るもよし。 



見ないでもの思いにふけるもよし。 



突如生まれた人生相談所に悩みをうそぶくもよし。 




あるいは出演者が観客になるもよし、観客が自分はこのギャラリーの作品ではないかと考えてもよし。 



好きなところから写真を撮るもよし。 



そのような時空ではたくさんの思惑が重なり合ってゆきます。 





インターバル 

15分ほどの休憩を設け、 ペアを作り、感じたことをシェアしあう時間を設けます。 



トークセッション 


ここからはゲストでお招きした八木志芳さんにコントロールを託し、 みなさんが感じたことを引き出してゆく質問を丁寧に行い、 多くの気づきや感想が声となって空間に広がります。 


八木志芳さん、やわらかいファシリテーションありがとうございます。 




 まとめとお礼 


ぼーだーれすを通じて、 

みんなでどこか遠くの辺境へ旅に出て帰ってきた、 

そんな摩訶不思議で恍惚な時空を過ごすことができました。 


それは本当に、至福な体験だったと思います。 


からだ部の企みに、

身を預けてくれた出演者の皆様、

支えてくださったスタッフの皆様、

ギャラリーを快くお貸しくださった北中COOPの運営の皆様、

そして足を運びにきてくださった皆様、

本当にありがとうございます。 


(集合写真撮影:山田伸二)




日時 2018年11月3日(土) 9:00〜16:30 

会場 北仲COOP 

出演者 茂木 美佑、中林香波、 坂尾菜里、阿部瑞紀、深堀絵梨、田村倫子、 増井玲子 

ゲストファシリテーター 八木志芳 

クリエーション・アシスタント 深堀絵梨 

写真撮影 福長昌枝 

スタッフ Naomi, Mai, 高橋ひかる、にしむらけいすけ 

コンセプト・サウンドディレクト・演出 青剣 

レポート作成 からだ部 



次回のインスタレーションは新たなコンセプトのもと2019年3月9日(土曜日)に開催します。一般公募にて出演者を集います。 詳しくは下記ページをご覧になりご応募いただければと思います。