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【活動報告レポート】サカサル 11.4 KYOTO

2018.11.05 04:11

こんにちは。

mais diversão 近清です。

昨日11月4日、京都にて「サカサル 11.4 KYOTO」を開催致しました。


以下、活動報告とさせて頂きます。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


【作成者】:近清 将希

【報告日】:2018年11月5日


【サカサル概要】

サッカーコート1/7という狭いピッチでサッカーボールを使って5人制で「サカサル ルール」に則ってゲームを行う。7分ハーフの前後半で戦う。ハーフタイムは3分。


【実施背景】

スピードが早く、スペースのない現代サッカーにおいて、求められるスキルは何かを思案。いくつか挙げた中で「素早い判断力」と「正確なボールコントロールスキル」に着目。「サカサル」という競技で現代サッカーを表現するために既存のサッカーやフットサルのルールから見直した。気持ちやスタミナだけではなく、しっかりと「技術」がなければ勝てない仕組みになっている。


【大会名】:サカサル 11.4 KYOTO

【大会実施日】:2018年11月4日

【開催地】:京都(kerubito futsal club)

【参加者数】:60名

【平均年齢】:21歳

【運営スタッフ】:6名


【大会形式】

4チームを1グループとするグループリーグでの予選を実施。

グループリーグ上位2チームが決勝トーナメントへ。

グループリーグ下位2チームがBコートトーナメント(下位トーナメント)へ。


【表彰】

・大会総合優勝(決勝トーナメント優勝)

・大会総合準優勝(決勝トーナメント準優勝)

・大会MVP(運営側が全選手から1名選出)

・大会得点王(全参加チームの中で最も得点を決めた選手)

・Bコートトーナメント優勝


各受賞チーム、各受賞選手にはそれぞれに景品及び特典を贈呈。


【協賛の有無】

あり

『モンスターエナジー』ドリンク提供

参加者様全員に提供


【次回開催予定日】

3月予定(詳細情報は確定し次第リリース)


【分析・レポート】

 昨日行ったようなフットサルコートに近い狭いピッチではフットサルボールを使用して試合を行うのが一般的。むしろ、フットサルボールの使用しか許されていない場所も多い。

 しかし、今大会ではkerubito futsal club様ご協力の元、サカサル ルール通りサッカーボールで試合を実施した。

 フットサルボールに比べ、サッカーボールは1.5cmと一回り大きいが、重さは約5g軽い。そして、大きく違うのがボールの「弾み方」である。フットサルのルールにも「ボールは2mの高さから落下させた時、最初のバウンドが50㎝以上、65㎝以下の範囲ではね返ること」という規定が記されている。つまり「ローバウンドボール」であるフットサルボールはサッカーボールと比べると「技術のごまかし」が効くボールともいえる。

 そのため、参加者の皆様からは試合中も「跳ねる」「難しい」という声が多く聞かれた。もちろん、それが狙いではあるが、グループリーグ予選が終わる頃には普段との”違い”にも慣れた様子が伺えた。

 そして、当初想定していなかった効果も見られた。それは、「球際の争い」である。「現代サッカーを表現する」という背景からサカサルを立ち上げることになったが、立ち上げた際にサカサルで表現するスキルは「判断力」と「ボールコントロールスキル」とした。そのため、「球際の争い」は当初、案として挙げていたものの、結果的には含めていなかった。「球際の争い」を表現するのは難しいと判断したのだ。なぜなら、「球際の争い」を生むには高いモチベーションを与える材料が必要であり、心理的な面にアプローチしなければならないと考えていたからである。ではなぜ、生まれたのか。

 もちろん、ただ”勝ちたい”と思うことができる選手やチームが集まったという要因も挙げられるかもしれない。しかし、それだけではなく、これはサッカーボールを使用したことによって生まれた効果でもあると確信している。

 先ほどから説明している通り、サッカーボールはフットサルボールと比べ、弾みやすく、トラップ等、ボールの扱いがとても難しい。そのため、プレーヤーは攻守ともにフットサルの感覚で試合に臨むと、トラップミスのようなボールタッチのミスが多く生まれ、ディフェンスもその分相手の足元に入ったボールに対して飛び込みやすくなる。つまり、狙い目になっていた。そのため、相手の足元にパスが出た瞬間にディフェンスが一発で潰しに行く場面がとても多かった。従来のサッカーやフットサルで、そのような行為はかなりリスクとされている。なぜなら、一瞬でそのプレスをかけた相手に振り切られる可能性も高ければ、ダイレクトでボールを叩かれてスペースに抜けられる、飛び込んだところにスペースが空いてしまい相手に使われるなどといったリスクの方が高く、飛び込むのは普通に考えると不利だからである。しかし、サカサルには、サッカーの様な広大なスペースもなければ、フットサルの様に足元にピタッっと収まりやすいフットサルボールは使用しないため、確率的に早い足元へのパスに対してのファーストタッチが乱れやすい。今大会のサカサルではそのような早い足元へのボールに対しては、相手ディフェンスが一発で飛び込んで行くことがとても有効的に働いていたように思う。そして、それが繰り返されたことによって「球際」に対して激しいアプローチが続き「球際の強さ」が見えたのではないかと考える。

 実際に、決勝トーナメント準決勝のデータを取っていたが、両チームシュートに繋がった場面のうちの約80%は相手のトラップミスを突いてからの攻撃によるものであった。このデータから、当初想定していた「正確なボールコントロールスキル」に加え、そこに対してのミスを許させない「球際の強さ」が生まれているということがお分かり頂けると思う。

 これらによって、ルール設定を含めスピーディさを売りにするフットサルよりも更にスピーディな試合展開になった。1つのミスが本当に命取りになるスピード感溢れるゲームが繰り広げられた。スコアも4-4や3-2、6-3ように大量得点が生まれながらも接戦という試合が予選から多く、とても動きのあるゲームばかりであった。

 サッカーもフットサルも初心者の方から上級者の方まで楽しめるが、サカサルは完全に中級者から上級者向けの競技であると改めて認識した。

現代サッカーを表現しながらも、サッカーともフットサルとも全くの別競技である。 

 まだ、サカサルを経験されていない方から見ると多少のルールやボールを変更しただけでそこまで変わるかと思われる方もおられるかもしれないが、そのごく僅かに見える変化は競技を変えてしまうほどの大きな変化であるのだ。

 サッカー、フットサルはもちろんスポーツの奥の深さを体感した。



【最後に】

競技が難しいだけに、満足して頂けるかどうか不安なところもややあったが、ありがたいことに次大会を楽しみにして下さる声や「楽しかった」という声を生で聞けたり、各種SNSで拝見することができ、非常に嬉しい限りである。今後、参加者の皆様がさらにお楽しみ頂けるようなコンテンツに仕上げていくよう努める。