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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島 mission13-①

2018.11.06 23:00

「OK  Google!登坂広臣さまの好きな食べ物は?」




馴染みのない声がして目が覚めた。




ベッドの横に割烹着を着けた白いロボットが立っている。




「…びっくりした」




『カレー、ハンバーグ、エビ、牛乳です』




SPYのボディからGoogleの音声案内が聴こえた。




「広臣さま、朝食はハンバーグカレーでよろしいですか?」




眠そうに目を擦って起き上がり布団をめくった。




隆二の姿がない。




「旦那さま、朝のおつとめはお済みですか?」




「え?なんの話?」




「下着を脱がれたままで」




ぎょっとして下半身を見た。




ボクサーブリーフが膝で引っ掛かっていて、臣自身が剥き出しになっている。




「うわ‼」




慌てて布団を被った。




SPYは何事もなかったように続けた。




「では、すぐに支度します」




「朝からカレーなんか食えっか❗隆二はどこ行った?」




布団の中でごそごそとブリーフを上げた。




「隆二さまでしたら、早くに朝食を済まされて散歩に出られました」




臣は立ち上がりサイドテーブルに綺麗に畳んであった白いシャツを羽織った。




そのまま掃き出し窓から外に出た。




「お出かけですか?ご朝食は…」




「帰ってからコーヒー頼むよ。…先に顔洗ってこよ」




臣はまた部屋のなかに戻り、バスルームに向かった。




「コーヒーですね‼かしこまりました。どうぞごゆっくり」




歯磨きと洗顔を済ませ、ふと下半身に違和感を覚え、さっとシャワーも浴びることにした。




手早く髪を乾かすと、ドレッサーに置いてあったミネラルウォーターをごくごくと飲んで、また白いシャツを羽織った。




「隆二んとこ行ってくる」




いい香りをたててコーヒー豆をひいているSPYにそう告げて、臣は玄関から出ていった。




「どうぞごゆっくり」





to be continued…