プロフェッショナル仕事の流儀 小児神経科医 友田明美
こんにちは。
こそだて寺子屋ふんわりこのあかねです。
SNSでも宣伝していましたが、昨日はプロフェッショナル仕事の流儀に、小児神経科医の友田明美先生がご出演されていました。
友田先生は、虐待によって脳が傷つくことを世界で初めて科学的に立証した方であり、著書「子どもの脳を傷つける親たち」の中でも不適切な養育の危険性に警鐘を鳴らされています。
以下、感想になります。
友田先生の信念。「親が変われば、子どもが変わる」
これは真実だなと感じます。子どもは、親が思う以上に親を見ています。
息子にナイフを向けた母親。その息子が、母親から離れ父親のもとで生活することになったときにした行動。そこに至るまでの背景を想像すると、言葉がでません。
疲弊し、行き詰りそうになる父親に、友田先生が見せたもの。それは、息子の脳画像。
画像検査結果が出たその日のうちに電話で連絡をするところに、友田先生の優しさを感じました。
次の受診のときに、ではないんです。一瞬一瞬、悩み苦しんでいる父親に、「よくなっていますよ、がんばりましたね」と話す友田先生の姿には、心を打たれました。
そして放送の中で、私が一番心に残った言葉。
「癒えない傷は、ない」
虐待によって脳が傷つくということを知ったとき、私はとても悲しく、絶望しました。
あぁ、自分の脳は壊れているんだな。壊されてしまって、元には戻らないんだな。
こんな風になりたくなかったな。そう思って、本当に悲しかった。
だからこそ、この言葉に涙が出ました。
傷ついた脳は、その後のケア次第で回復していくことが、少しずつわかってきているそうです。
しかし科学的にはまだ証明されていないとのこと。
「脳の傷も回復するんだということを、私は信じてやみません。絶対、回復します。」
友田先生のその言葉に、私自身、とても勇気をもらいました。
そして私は私の脳をもって、それを体現していきたいなと思っています。
見逃してしまった方は、日曜日13:05~再放送があるそうです。
(地域によって異なるのでご確認ください)