ミヤコモリゴキブリ
2018.11.06 03:45
Symploce miyakoensis Asahina, 1974
体長・13mm前後
分布・南西諸島(宮古島)
環境省レッドカテゴリ・ 情報不足
全身が薄い黄色。翅は短いが、飛翔筋は退化していないらしく、羽ばたく瞬間を目撃している。好洞窟性の種とされるが、機能的な複眼を持つため、地下生活に特化している訳ではなく、単に日中の強い日差しを避ける隠れ家として洞窟を使っているに過ぎないと思われる。
原記載以後、発見例は皆無に等しい。2018年現在、私が撮影に成功したものの他に、本種の生きた姿の写真は世の中に存在しない。
本種に関しては、「絶滅危惧の地味な虫たち」(ちくま新書)に既に詳しく書いた。