いつか見た淡い景色を空気ごとパッケージしたようなノスタルジックで穏やかな気持ちにさせてくれる【Machinone】の牧歌的でフォーキーな21のアンビエント楽曲集。
ある作家のエッセイから着想を得た「小さい、小さな」という意味を持つ Pieni。
Machinone(マチノネ)がその名のとおり「街」をテーマとして当時住んでいた東京の西側を描いた1stアルバム「Tokyo」に続く新作『Pieni』が、秋空にたなびく雲に乗って届きました。
今作もガットギターをメインに、改造オルゴール、バンジョー、クラリネット、ミニピアノ、リードオルガン、TC2610、レプソルド、水琴鈴など様々な楽器やオブジェを使って、いつかどこかで見た淡い景色を空気ごとパッケージしたようなノスタルジックで穏やかな気持ちにさせてくれる牧歌的でフォーキーな21のアンビエント楽曲集。それぞれが見る景色や過ごす時間にやさしく寄り添ってくれる、リスナーにとってもパーソナルな作品になってくれそうなアルバムです。
思わずジャケ買いしたくなる目を惹くやわらかなアートワークは前作に引き続きイラストレーター/デザイナーの三宅瑠人氏による作品。
三宅さんは Henning Schmiedt や Emma Gatrill などの作品も手掛けてます。とっても素敵です。(モアレコでの取り扱いはCDのみ。)
Machinone プロフィール
東北生まれ。アコースティックギターを中心にベル、弓、ボタン、などを使った自作のプリペアド・ギター、バンジョー、クラリネット、足踏みオルガン、木製の玩具、小型ピアノ、オルゴール、ドラムブラシ、テープレコーダー、鉄琴など様々な楽器を使い、広い意味での街をテーマとして作曲。親しみやすさと、柔らかさ、時に煌めきをも感じる旋律と共に、プリペアド・ギターなどの実験的手法によって普遍的かつ独創的な音楽を作っている。2014年、6年ほど住んでいた東京の西側をテーマに幻想を交えた作品「Tokyo」をflauより発表。