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全力塾 上越校・高田教室

自転車

2018.11.06 16:21

勉強を作業のように取り組んでしまう、という人がいます。

それが良いか悪いか、ということは言い切ることができませんが、

ある一定の成果は得られますが、それ以上の成果に結びつかない

という印象があります。


先日、脳に関する記事を読んでいて、

あれ?もしかして、これか?

という仮説を立ててみました。


記憶力は大きく分けると

「短期記憶」、「中期記憶」、「長期記憶」

にわけることができます。

勉強の「記憶力」に関するものは「長期記憶」です。

その長期記憶も、「陳述記憶」と「非陳述記憶」に分類されます。

「陳述記憶」は「言語化できる記憶」

「非陳述記憶」は「言語化できない記憶」

試験の結果は、「陳述記憶」で決まります。

その「陳述記憶」も「意味記憶」と「エピソード記憶」に分類されます。

「意味記憶」は、知識や繰り返すことによって得られるもの。

「エピソード記憶」は、経験したことに関する記憶。


「知識」を得るために

「エピソード」を作る。

それが勉強。


よく、通信教材のDMのマンガにある、

「あ、これ〇〇でやった問題だ!」

みたいな感覚。


どうやら、エピソードをよく覚えているのは女性のようです。

だから、女子の合格エピソードは書籍化・映像化しやすい。(ビ〇ギャル、下剋上受験など。)

逆に男性の合格体験記は「ノウハウ」を書いたものが多いのではないかと思います。

記憶力+思考法みたいな。


勉強を「非陳述記憶」のようなイメージで勉強している人は成果が出ません。

「非陳述記憶」とは、「言語化できない記憶」

具体例を挙げると、

勉強ができるイメージが「自転車に乗れる」ような感覚の人です。

これは、「意味記憶」を使っていない、というわけではなく、

勉強に対するイメージが「手続き記憶」のようになっている、ということ。

「意味記憶」を使っているんだけど、「言語化」できない。


先日、ある塾生に

「『勉強』と『作業』の違いって何かな~?」

とさらっと質問したときに、

「『勉強』は、その時に

一番最高の解き方をすること、かな?」

と言われて、衝撃を受けました。

それだ!

彼は、2年前に現中3生の中で一番最初に全力塾に来てくれた塾生。

もう全力塾師範代だよ!