ローソク足の基本的な意味
ローソク足って、どんなふうに使うの?
それは……
このページでは、ざっくりと
「こんな形にはだいたい、こんな意味に使われています」
というパターンをご紹介します。
ローソク足は江戸時代から使われていると言われている、オーソドックスな手法であり、有効な手段として世界中で親しまれています。
このローソク足の意味はまず押さえなければなりません。
時間足が1分足よりも5分足、5分足よりも15分足の方が精度が上がると考える人は大変多いです。
実際にインジケーターやEAなどのエキスパートアドバイザーに機械的に組み込む実験をくり返しても、 時間足は長くなるほど勝率は高いことが多いようです。
しかし、トレード頻度は少なくるぶん、大きく資金を使いすぎないように注意しましょう。
そして、どんな相場でも急な暴落の可能性はありますので、反対に動くことはいつも想定しておきましょう。
ローソク足の基本を一覧にして掲載しました。
このページでは、どんな形がどんな意味をもっているかを把握して、トレードの読み方を勉強していきます。
主に「買いサイン」と「売りサイン」について、ローソク足の形を説明しています。
ここでは、ローソク足の陰線を「黒」、陽線を「白」で表示しております。
ローソク足のトレードには様々な手法があります。
人の数ほどあるといってもいいでしょう。
たとえば、ローソク足を知っていると、下記のような「ローソク足トレードの戦略」を見つけたときに、 見分ける判断力さえあれば、”その優位性は実際にどうなのかを試す実験” ができるようになります。
(決して大きな通貨数では試さずに、デモトレードなどの無料ツールなどで試してみてください)
たとえば、こんな例が投資戦略サイトなどに掲載されています。
(例)
【2本ローソクくん手法】
使う時間足は4時間足で、日足で転換点をみつけます。
・2本のローソク足の高値・安値が切り上がり2本とも陽線 (そろそろ売るころ)
・2本のローソク足の高値・安値が切り下がり2本とも陰線 (そろそろ買うころ) こうなっているパターンを過去のチャートから見つけてみてください。
かなりの確率で、トレンドの転換点が見つかるはずです。
このローソク足は転換点を捉えやすくなります。
この手法は通貨ペアや時間足を選びませんが、時間足はやや長い方が、「だまし」が少なくなります。
(※例 おわり)
ーーと、以上のような手法が公開されていたりするのですが、 ローソク足の基本的な意味と「ビジュアル的な印象」を覚えていると、 チャートを見たときに「今はこの時期ね」という判断材料につながっていきます。
話はそれましたが、それはさておき、
そろそろ基本的なローソク足の解説に移りたいと思います。
皆様の投資ライフにぜひお役立て下さい。
ローソク足の買いシグナル(底値圏)
包み線
前日の陰線を完全に包み込むような陽線がでる2本のローソク足の組み合わせ。
つつみ線(陰線→陽線)の場合は強い買いシグナルであるとされ、底値圏で発生すると相場の転換点と認識されます。
はらみ線
前日の陰線(陽線)の範囲内で陽線(陰線)が出現するローソク足の組み合わせ。
反対の力が現れてやや戻し、前日の値動きを超えていませんので、勢いは弱いと判断されます。
底値圏のもみ合い相場に見られます。
毛抜き底
毛抜き底は、下降相場からの転換を意味するとされています。
毛抜き底は、下降に向かう力が弱まってきていること判断されます。
毛抜き底は相場の安値圏で連続する2日の安値が同値となる場合を呼びます。
切り込み線
切り込み線(切り返し線)は、売り勢力が弱まり買い転換であることを暗示します。
寄り付きでは売られたものの、引けにかけて値を戻し、前日の価格の範疇で終えたもので、買いシグナルです。
三空叩きこみ
「三空叩き込みに買い向かえ」ということわざがあります。買いチャンスの可能性が大です。売りがさらなる投げ売りを呼んだ形跡と考えられます。
大底を打ったのを確認できれば、上値に抵抗が少ないため、買いシグナルになります。
三川明けの明星
3本目に1本目とは反対の線が空を作ったケースを三川と呼びます。
売り買いが保ち合いになり、上昇局面に転換しようとしている、と判断されます。
底打ち間近で陽線が出現することで買いの勢いが増えると考えられます。
たくり線
底値圏で「たくり線」がでたときは買いのサインとなるケースが多くあります。 急反発のときにこういうサインが出やすいです。
上昇相場へ転換を示すシグナルです。下ヒゲが長いほど、反発力が強いと考えられます。
赤三兵
陽線のローソク足が連続したものを赤三兵と呼びます。
底値圏で現れた場合は、大きな上げ相場の初期の段階をさします。
しかし高値圏で出現すると「赤三兵先詰まり」とされ上伸力が鈍いとされています。
陰のたすき線
陰のたすき線とは、陽線の翌日に陰線が出て、前日安値を下回ったチャートです。
売り圧力がかかって価格が下がっても、一時的な調整であることが多いようです。
その後で上昇トレンドになることが多くなり、買いと判断されます。
つたい線の押さえ込み
陰線が3本連続したあと、陰線を上抜くか上放れした陽線が出たケースです。
陰線の数は2本や4本の場合もあります。上昇途中の相場で、陰線が3本現れて、翌日に陰線を上抜いた陽線が出現したら、押し目買いのチャンスとなります。
上値もみあい(上値遊び)
大陽線で上昇してから数日〜10日ほど同じくらいの価格帯でもみ合い、その後ギャップアップした陽線が現れた状態のチャートのことです。急騰後、高値での小幅なもみ合いがあるときです。
もみ合った後、下に放れることもありますので注意が必要です。
ローソク足ってわかると面白い。
いかがでしたか?
ローソク足テクニックは、わかるととてもシンプルなものです。
「待つ」ことが仕事になり、相場に入ることも減って、タイミングを重視するようになるでしょう。
「無駄なトレード」を減らして、トレンドを見分けるには、このローソク足を確認することが大切になります。