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霊宝山 清蔵寺

熊野川町小口

2018.11.07 12:23

この清蔵寺は、今は熊野川町西の住所ですが、旧名を熊野川町小口村でありました。


現在、小口村の正式名称としては消えましたが、町内では、小口といえば、皆さんが、通じる地名で、清蔵寺は、小口のお寺と呼ばれ、私は小口の和尚さんと呼ばれています。


なので、近くで清蔵寺に行きたいと聞かれても、違うお寺を案内されたり、知らないと言われたりします。ですので、小口のお寺に行きたいといえば間違いはおこりません。


この小口は、世界遺産熊野古道のクライマックスである那智大社 青岸渡寺 那智の滝がある那智山へ向かう大雲越え 本宮大社に向かう小雲越えの中継地点にあたり、古くから古道を歩く参詣者が休みを取る地であります。


今でも外国人を中心に沢山の方が歩かれ、

小口自然の家、民宿百福など、宿泊施設も賑わいがあります。

主な産業は林業。しかし、昭和30年ぐらいより外材や新建材の進出により、林業は衰退し、同時に、少子化、過疎化により人口減は止まらないという寂しい現状はありますが、まあ村民は全体に決して悲観的なものはなく

お年寄りばかりですが、皆さん元気で長生きで、そして、協力的、温和で優しさあふれる方が多いです。まあ、おせっかいが過ぎる時

がたまにありますが。😀


そもそも、林業は、山主 木を切る職人、山から木を出す職人 そして運ぶ職人 筏で川より町へ出荷する筏師と職人の分業体制で昔はあったため、職人が一人かければ、仕事が進まない為に自然と協力的で和合第一の精神がより強いと、以前は、山職人であった檀家さんに教えていただきました。だから、お寺にも非常に協力的で、よく金はないけど、力は出すよと言っていただける檀家さんが多いです。


小口の寺の和尚として気がつけばもう10年

なんとかかんとか、やって来ました。


この10年を区切りとして、この小さな素敵なお寺を新たなステージに導きたいという思いを抱いてホームページを立ち上げでリスタートをしようというのが、このサイトの役割なのです。