4年ぶり開催「令和6年 自動車機械工具二団体新年賀詞交歓会」に200名が集う
主催両団体の代表理事が出席者を出迎え
一般社団法人 日本自動車機械器具工業会(自機工 山田勝己理事長)と一般社団法人 日本自動車機械工具協会(機工協 柳田昌宏会長)が主催する「令和6年 自動車機械工具二団体新年賀詞交歓会」が1月12日に東京・ホテルグランドアーク半蔵門で4年ぶりに開催。200名が顔を合わせた。
冒頭、能登半島地震で亡くなられた方々に対して、参加者全員で黙祷を捧げた。
山田勝己・日本自動車機械器具工業会理事長は、主催者を代表して以下のように挨拶した。
「能登半島で被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
昨年は4年前から感染が始まった新型コロナが収束し、通常の日々を取り戻した一年でありました。6月に『第36回オートサービスショー』を開催し、3万7000名の来場者がありました。10月から11月には『ジャパン・モビリティショー』10日間で111万人の来場者で賑わいました。
アメリカの高金利政策と日銀のゼロ金利政策による金利差で、極端な円安ドル高が継続しており、輸出産業にはメリットがあったものの、多くの業種で輸入コスト増が利益を圧迫してきました。2023年の我が国のGDPは年1.3%成長にとどまる見通しで、自動車関連では自動車販売台数が5年ぶりに前年を上回る447万9086台で13.8%増となり、今後整備業界への需要喚起に期待するところであります。
カーボンニュートラルの促進に関しては、当工業会会員でも工場やオフィスの照明をすべてLEDに切り替える、太陽光パネルを設置するといった企業も出てきました。自動車関連5団体との連携を強化し、セミナーや勉強会、関連資料配布を通じて、CO²削減の具体的方法や削減事例の紹介を行っていきます。
昨年10月から車載式故障診断装置(OBD)を活用した検査がプレ運用が始まりましたが、今年10月からはOBD車検が本格的に開始されます。問題点の抽出とその解決に当たっていきたいと考えております。これからの整備業界の課題の解決に対応すべく、クルマの安心、安全、環境を支えるサービスメーカーとして、ユーザーニースを積極的に把握し、次世代の整備を見据えた商品開発や安全の質のレベルアップを図っていくことも重要だと思っています」。