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蕎麦之記・まとめ

国産ソバが 4割高 天候不順の不作懸念 | 日本経済新聞 報道 2018.11.08

2018.11.08 01:00

ソバ粉の原料となる国産玄ソバ( 殻付きの実 )の価格が高騰していると、2018年 11月 8日付 の 日本経済新聞が報じている。






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9年ぶりの高値。種蒔きから収穫までの全ての生産段階で、全国の4割を占める主産地の北海道が天候不順に見舞われたことが大きな影響を与えている。



ソバは湿気には弱い。北海道では6月中旬以降に日照不足と長雨が続いて成長が遅れ花付きも少なかった。さらに8月下旬から10月にかけて大雨や台風が相次ぎ襲来、収穫に影響が出た。



農産物価格は各種の補助金によっても左右されるが、ソバ生産に対する国からの交付金は2等以上の品質のみが対象、生産量に比例して支払われるので、収穫量が少ないと農家の収入も減ってしまう。価格を引き上げる必要に迫られるが、安価な輸入品( 中国・ロシア産など )と競合するため間合いもある。



北海道分は半減してもおかしくないとの話もありダメージは大きい、需給逼迫も懸念されている。国産の原料にこだわる店舗では価格転嫁に苦慮する、新そばのシーズンを迎えることになる。




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