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けがれなき神の家族

けがれなき神の家族ニュースレター(2021年 夏)

2024.01.13 10:03

The Family of Divine Innocence

Newsletter, Summer 2021   より、一部分を翻訳〈2021.8.6. 配布用〉

著作権:パトリシャ・デ・メネツィズ(Mica 試訳)


親愛なる「わたしたちの主イエスの神聖な純白」の子供 の皆さまへ

本部ナザレ・ハウスの皆から、心からのご挨拶を申し上げます。教会でも、全体としても、様々なことが再開されるのを、皆様、楽しみにしていらっしゃることと思います。ホリデーの予約ができた方もいらっしゃるでしょう。希望の雰囲気が感じられます。わたしたちの人生では、時として、個人的な問題や、病気、困難な家族状況、また、霊的倦怠感や霊的憂うつによってさえ、圧倒されてしまうことがあります。まずは、いつも唱えている祈りが全部できないからと言って、自分を鞭打たないでください。自分自身に対しても、人に対しても、優しくなってくださいますように。わたしたちは、自分に対して厳しすぎるならば、他の人も同じように扱ってしまうでしょう。自分に対する、神の無限のご親切と、御憐れみと、寄り添ってくださる愛に、感謝するほうが良いのです。そして、神から受け取ったものを、他の人に順送りすることも、お忘れなく。

頭の中で、いつも「お前は役立たずの罪人であり、失敗であり、これからも、いつもそうなのだ」と言っている声は、神からのものではありません。イエス様の「神聖な純白(Divine Innocence)」のメッセージでは、罪と恥に集中するのではなく、キリストの勝利と、その勝利が勝ち取ったものに、注意を向けるようにと言われています。イエス様が死なれたのは、わたしたちを解放し、わたしたちが失ってしまった清さを、カトリック教会の素晴らしい諸秘跡によって、取り戻す助けをお与えになるためでした。わたしたちには、聖家族の修練(the Novitiate of the Holy Family)が与えられており、イエス・マリア・ヨセフの、初めであり終わりである、普遍的な元祖・クリスチャン家族の、ふさわしいメンバーになるための助けとなっています。イエス様は、こうおっしゃいます。「労苦する者、重荷を負っている者は、わたしのもとに来なさい。休ませてあげよう(マタイ11:28)」。最近、わたしは、ある司祭から良いアドバイスをいただきました。おそらく聖アウグスティヌスからの引用ではないかと思います。「あなたの過去を神の慈しみにゆだね、未来を神の御計らいにゆだねなさい」。神の慈しみは、わたしたちの罪や失敗よりも、無限に大きいです。ゆだねる(abandon)という語の意味には、放棄する(renounce)、捨て去る(relinquish)、断念する(resign)、手放す(surrender)などがあります。わたしたちは、過去の罪について、このようにするべきです。神があなたを愛しておられることに信頼し、最も困難な問題でも、神の御摂理が解決してくださると、信じましょう。

体と心を静めるために、わたしは小さなエクササイズをしています。ベッドに横たわり、恵みと平和と静穏の静かな水の上に浮かんでいると想像します。そして、聖霊が、ご自分の愛で、わたしを満たしてくださいますようにと、お願いします。この静かなメディテーションを、皆さまの必要に合わせて、適応させてくださって結構です。イエス様に、あなたの過去と現在を癒してくださるように願いましょう。あなたを傷つけた人たちをゆるし、あなたが傷つけたであろう人たちを、神が癒してくださるように願いましょう。御子と、そのあがないの愛を送ってくださったことを、聖霊によって、父なる神に感謝しましょう。聖家族が皆さまを祝福し、守ってくださいますように。父と子と聖霊の御名によって。

マザーより    2021年7月



今夏は、スバッシュが「神の純白」のメッセージのオンライン宣教に集中できるように、わたくし、ディンプナ(訳注:スバッシュの奥様)が、ニュースレターの編集を行っております。スバッシュはこれまで、Zoomによるロザリオの祈りを定期的に金曜日に行い、また、インスタグラムやフェイスブックも始めていますが、次は、ユーチューブを充実させる予定です。このような訳で、ニュースレターのスタイルは、多少、変わりますが、内容を楽しんでいただければと思います。おそらく、神学的色合いが、少し薄くなると思います。

Justine(Nuala Gaffneyの孫娘さん)のためにアーカイブスに目を通していたら、この写真を見つけました。Justineは、Nualaの80歳の誕生日のために、Nualaと友人の写った「けがれなき神の家族」の写真を探していました。1998年に、バーミンガムのメリーベール(訳注:神学の単科大学)で黙想会をした時の一枚があったので、とても嬉しく思いました。多少ボケていますが、メッセージに応えて信仰を学んでいた、初期のころのメンバーが多く写っています。赤ちゃんは、アナスタシアです。アナスタシアは、昨年、大学を卒業しました。この時が、わたしが初めて「聖体大学」を始めたころだと思います。


Divine Innocence(ディバイン・イノセンス、神の純白)のインスタグラムを始めました。メッセージを少し引用し、インスピレーションがわくような映像、祈り、また、フォロワーの方たちが聖家族の修練を生きるのに役立つような手引きも載せています。大変好評で、ほどほどの人数のフォロワーさんがいらっしゃいます。特に、アイルランドの方が多いです。「秘められたる神秘の御傷の聖母」のご絵に、特に人気があります。この美しいご絵を分かち合ったことや、この絵を通してマリア様しかできない方法で助けを得たという証言を読んで感謝してくださるメッセージを、いくつかいただいています。インスタグラムのアプリから、わたしたちのインスタグラムにアクセスすることができます。アプリは、Google Play StoreかApple Storeから、スマートフォンや他のデバイスにダウンロードできます。ダウンロードされたならば、ご自分のアカウントを作る必要があります。その際、ユーザー名とemailまたは携帯電話番号が必要です。The Divine Innocenceのユーザー名は、@divine.innocenceです。

      アナスタシア


ソレーム修道院のジョベール神父様(Dom Jobert)による神学的解明のシリーズを、引き続きお伝えしています。


以下はジョベール神父の論文


「教会教導職は堕胎で殺された幼子たちを幼子殉教者の同志殉教者と認識することができるか」から最初の部分です。

ヨハネ・パウロ2世は、回勅『いのちの福音 EVANGELIUM VITAE』(No. 99)に、「あなたの子供は、主のうちに生きている」と書いておられます。これらの言葉によって、教皇は、母の胎内で屠られた幼子たちの栄光を主張しておられます。

A. 栄光

わたしたちは、この栄光が、堕胎された子供たちに適用され得る論拠を示さなければなりません。

1. 彼らは、神の似姿であり、受胎の瞬間から霊的な魂を持っている。

2. 彼らは、汚れなく(innocent)、実際の罪(自罪)は全く犯していない。彼らが超自然の義化を受けられないのは、ただ、原罪のみによる。彼らの自然的意志は、至福直観(beatific vision)に向けて秩序付けられていない。

3. 彼らは、人としての誕生を暴力的に奪われ、ゆえに通常の救いの方法である洗礼も受けられなかった。

4. 栄光のうちにあるならば、彼らは、神の無償の慈悲に対する、数えきれないほど多くの生きた賛美である。また、彼らは、彼らの殺害者や、その他すべての罪人の、取り次ぎ手たり得る。

この栄光が、神に受け入れられている理由は、以下の通り。

1. 聖書が、神の普遍的救済意志を明らかに示している(マタイ18:14、1テモテ2:4、2ペトロ3:9)。それ[神の普遍的救済意志]に対して、殺された幼子たちの霊魂のうちに、妨げとなるものは存在しない。

2. エレミヤ(エレ1:5)と、洗礼者聖ヨハネ(ルカ1:15)の例で、神が母親の胎内の子供を、恩恵によって自由に聖化できることが示されている。マリアの場合(すなわち無原罪の御宿り)も似たような例であり、それは教会の信仰のドグマとなっている。

3. キリストは、全ての人が救われるために、十字架上でご自分の血を流され、命を捧げられた。創造主であるがゆえに、キリストご自身のうちに、全ての被造物が、すでに先在している。各人間性のうちに内在している、一神格であるキリストと共に、全ての人は、この神格のうちに先在し、キリスト個人の人間性のうちに内在している。ゆえに、キリストが働き、苦しみ、死ぬとき、全ての人が、キリストと共に働き、苦しみ、死ぬ。その中でも、産まれる前の幼子たちは、事実上、救われている。実際に救われるには、彼らの死の前に、ただ、神の恵みが彼らに与えられさえすればよい。彼らはすでに、事実上、十字架上のキリストのうちにあって、死んでいるからである。

4. キリストは、最も小さい者と幼子たちは、ご自分の心に最も愛おしいと、何度も仰せになっている。この救いの力は秘跡に限定されないため、キリストは、この愛おしい者たちのために、恵みの賜物を、見越して準備された。それ以外に、彼らは恵みを受けることができないためである。

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国土の上の十字架のしるし(8月17日)

わたしたちが、それぞれの国の国土の上に、十字架のしるしを[聖母行進によって]描くとき、わたしたちは、神の祝福とご保護を願うことになります。わたしたちは、秘められたる神秘の御傷の聖母(ひめられたるしんぴのおんきずのせいぼ)という称号のマリア様を告げ知らせたいと願っています。主イエス様は、教会が8月17日を、この称号の聖母を称える日と定めてほしいと望んでおられますので、特にこの日には、秘められたる神秘の御傷の聖母のことを、人々に知らせたいものです。そして、これは何といっても全ての重大な罪、とりわけ堕胎(妊娠中絶)の罪のつぐないのためです。堕胎は、社会の傷の大きな部分を占めています。

8月17日には、聖母マリアを称えるために、是非、最善の努力をしてくださいますように。例えば、秘められたる御傷の聖母のご絵を、お友達や宣教会に送るなどできるでしょう。他の人と一緒に、秘められたる神秘の御傷の聖母のご絵か、ご像のまえで、ロザリオを唱えることもできるでしょう。ご自宅の、外から見える窓に、ご像を置くのも良いですね。(この日に行なったことを、分かち合っていただければ幸いです。写真やメモを、emailやWhatsappなどで送ってくださいますように。連絡先は、下記の通りです。)

ご自分の国の上に「十字架のしるし」をするために、できることは何でもご協力いただけますようお願いいたします。8月17日に出来るだけ近い日に行なうようにします(訳注:状況に応じて8月に入ったら行っていただいて構いません)。これによって、大いなる祝福が、皆さまの国に注がれます。行進の初めか終わりにミサに与れるならば、素晴らしいです。メインになる十字架のしるしのルートから遠い場合は、ご自分の地域で、メインの十字架に心を合わせて、2つの教会間を行進しても良いでしょう。全国を覆う規模の十字架のしるしが企画できなくても、あるいは、それに参加できなくても、地元で出来ることをしていただければ結構です。ご自分の地域で4つのカトリック教会を選び、[十字のしるしに]移動すれば良いのです(訳注:夏の「十字架のしるしの聖母行進」は、初金とは異なり、徒歩だけではなく、電車や車、船や飛行機などの交通手段を利用していただいて構いません)。必要に応じて、離れた兄弟の教会堂を含めてくださっても良いでしょう。全てのクリスチャンは、キリストの十字架を褒め称えることにおいて、一致できます。

十字架のしるしは天から見られており、それが行われる国々の土地には、そのしるしが焼き刻まれると、主イエス様は仰せになりました。これが天から見られているのであれば、キリストとキリストの教会に反する働きをしている霊的勢力も、もちろん、これを見ていることになりますので、彼らにとっては、キリストが彼ら全てに勝利したという、警告にもなるでしょう。

PO Box 676A, Surbiton, Surrey, KT5 8WR. Email. enquiry@divineinnocence.org

Mobile(携帯電話) +44(0)7831597866

© Divine Innocence Trust. 2021 © Patricia de Menezes. 2021

Divine Innocence Trust charity no. 296780


大天使の祝日(9月29日)

大天使の祝日の「つぐないの一日」は、「けがれなき神の家族」のカレンダーでは、毎年、大切な日となっています。8月17日と同様に、この日も、霊的に特別に重要な日と出来るように、あらゆる努力をお願いいたします。できることならば、サービトンに来るか、あるいは、お近くのグループと一緒に、ご自分の所で「つぐないの一日」を行なってくださいますように。たった一人であっても、この日に、天のお望みを実現するために、できるだけのことをしてくださいますように。

1990年4月7日、ロザリオ、正午の祈り、無原罪の聖母教会(メッセージの抜粋)

イエス:あなた方によくよく言っておきます。「沈黙の道(つぐないの行進)」をして、ミサの聖なる犠牲(いけにえ)に与り、まことの痛悔をもって告解し(ゆるしの秘跡に与り)、生き方の改めへの固い決意を持つ者、そして、「聖体チャプレット」の祈りと、「十字架につけられた純白(潔白)のチャプレット」の祈り、「無力な者の祈り」を唱え、「いやしと痛悔の道(教会内での十字架の道行き)」をする者、また、堕胎(妊娠中絶)の罪の無力な犠牲者のためにキャンドルに火を灯す者全てに、わたしは慈しみの目を向けます。

...人々に、「つぐないの行進」に来るようにと伝えてください。つぐないの精神をもって、この丘に来てください。これらの要望を満たし、この償いの行進をする者は、清さ(イノセンス、純白、潔白、罪のなさ、純真無垢な心)を取り戻し、特別なしるし(愛の償いの十字架)を持って天国に行くでしょう。このようにして彼らは、自らの多くの罪を償うことになります。彼らはわたしの祝福を受け、イエスとマリアの[二つの]心の中に、愛情深く受け入れられるでしょう。

あなたがたの天の御母の神秘的な苦しみと傷を称えなさい。わたしの聖なる傷を称えなさい。

...「十字架につけられた純白(潔白)の小十字架」を持ち歩きなさい(訳注:無料でお配りしています。壊れた場合は新しいものを再送しますので、お問い合わせください)。聖家族の修練の中で、幼子のような神の純白の道を学びなさい。聖なるカトリック教会と、わたしの地上の代理者であるローマ教皇の権威に従いなさい。わたしは、あなたがた皆を一つの民、神の子供たちとして集めたいと望んでいます。

ここだけではなく、あらゆる場所で、2つのカトリック教会間を行進してください。[もう一方の]教会に向かって歩むとき、沈黙のうちに14留[十字架の道行き]を行なってください。わたしの祝福を与えましょう+。