女性シンガー KUNIKO が「てぃんさぐぬ花」を大胆にDrillアレンジした「Tinsagu Nu Hana feat. MuKuRo,OZworld」をリリース
Awichが楽曲「THE UNION」のHOOKで沖縄の旋律を織り交ぜたり、OZworldが楽曲「RASEN in OKINAWA 」のVerseで沖縄民謡を歌うなど、沖縄のアーティストの活躍により、HIPHOPの中に沖縄音楽を取り入れる動きが増えてきた。
今回紹介する女性シンガー KUNIKOは、逆に沖縄音楽の中にHIPHOPを取り入れる。
彼女は、UKダブステップ、沖縄民謡に惹かれ2010年よりDJを始め、その後、沖縄民謡の師匠のもとで学んだという異色のキャリアを持つ。1月12日には自身初となる5曲入りEP「Identity」をリリースした。
そこに収録された楽曲「Tinsagu Nu Hana」は、沖縄音楽のクラシック「てぃんさぐぬ花」を大胆にDrillにしたものだ。沖縄の人々が歌い継がれてきた歌を、サウンドが未来へとグッと引き寄せる。
原曲はゆったりとした曲調が特徴で、親や年長者の教えに従うことの重要性を説く教訓歌。この曲では、バイオリンの悲しみの旋律で覆うマイナー調のアレンジが施されている。原曲を活かしながら沖縄を代表するラッパー MuKuRo と OZworld がラップを挿入。
そこには戦争を体験した悲しみがあり、今もまたその影が忍び寄る現実がある。だからこそ余計に平和を願う想いがリアリティをもって迫ってくる。
3人の声が重なるパートでは、様々な思いをのせた魂がメラメラと揺らぐの見え、この曲の持つ力の凄みを感じずにはいられない。
KUNIKO
Instagram:https://www.instagram.com/p/C1_pEl5Prwk/
MuKuRo
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Instagram:https://www.instagram.com/mukuro.604/
OZworld
X: https://twitter.com/OverZenith369
Instagram:https://www.instagram.com/ozworld_okinawa/
text by ドラム師匠
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