真実はいつもあなたの中に

「お料理は理を料る」

2024.01.14 00:32

北王子魯山人の言葉

【料理とは理(ことわり)を料(はかる)こと】


料理とは「食」というものの理(ことわり)を料(はかる)という文字を書きますが、そこに深い意味があるように思います。

ですから、合理的でなくてはなりません。ものの道理に合わないことではいけません。

ものを合理的に処理することであります。


割烹(かっぽう)

というのは、切るとか煮るとかいうのみのことで、食物の理を料るとはいいにくい。料理というのは、どこまでも理を料ることで、不自然な無理をしてはいけないのであります。

真に美味しい料理はどうも付焼刃では出来ません。


隣りの奥さんがやられるからちょっとやってみようか、ではだめであります。

心から好きで、味の分る舌を持たなくては、よい料理は出来ないのであります。



お料理を初めてしばらくしてから、

この言葉に出会った。

「お料理は理を料る」


お料理は私にとって、瞑想やヨガのようなモノで、

もっと言うと「祈り」のようなモノでもある。


そう気がついた時から、私のお料理はガラッと変わったのを今でも覚えています。


人は食べるコトで、命を繋いでいる。

旬の食材を食べるコトは、自然の摂理を理解して、自然と調和するコトでもあるし、

体調や季節や食材に合わせた調理法で、

どんな環境で、誰と食べるのか。


それが、自分自身と繋がるコトでもあり、

大地と宇宙との繋がりを深めるコトでもある。


もっと言ってしまえば、

お料理は宇宙の法則、宇宙意識を使うコト。

そんなお料理を食べていると、勝手に身体は整っていく。



真実はいつも日常の中に。

あなたの中にあるよ。