氷点下でも走り出したら知多内海
日曜日が最低気温マイナス3度で最高気温が7度になることは予報でわかってた。でも、天候は晴れる、晴れるどころかスコーンと晴れるので、これはやっぱり走った方がいいのだろう。がしかし、当日の朝4時ごろにあまりの寒さに目が覚めてしまい、それから全然寝れんがや。くそなんちゅう寒いんじゃ、布団の中でこの寒さなら、布団を出たらもはやこれまでではないか。しかし、このままでは夜が明けてしまうので、意を決して起きたのだけど、あまりの寒さで点火したファンヒーターの前から動けなくなっちゃって、まっちゃんも起きてきたんだけど、同じくファンヒーターの前から動けなくなっちゃって、朝ごはんの準備ができないよう。どうしよう。するとまっちゃんが「こんな時こそ朝マックよ! 行くわよ!」というので、それは実に素晴らしい考えじゃないか。急いで着替えて近所の24時間営業のマクドナルドまで行った。そしたらこんな朝早くに結構な商売繁盛なのでびっくらした。席を占領しているのは皆さん戦後の日本を支えてきた世代の方々で、日本の高齢化は深刻なのだが、日本の戦後を支えてきたジジババは堅実なので、朝マックがお値打ちで、みんなで集まって喋るのにちょうどいいことを知っているのだ。そんな堅実な方々に混じって、朝マックを美味しく頂いて、ついでにチョコパイも食ってしまった。食いながら窓の外を見てたら、マジでスコーン晴れなので、やっぱり走ってこないと後悔するなあと思った。そしたらまっちゃんが、そんな思いを察したようで「天気いいからちょこっと回ってきたらー」というので、お言葉に甘えてちょこっと回ってくることにした。
ということで、家に帰ってきたら速攻で出撃準備、本日の出撃機は旗艦CB1300SFライアン・ストーン号である。もうすぐ4万キロに達するので、頑張って4万キロを突破させたい。できればちょっといい感じなところで4万キロにしたいので、今日少しでも走っておけばいいのではないか。そんな考えて、氷点下対応の完全冬装備で実家新型ガレージからCB1300SFを引っ張り出すと、エンジン一発始動で出発した。あ、もう色々書いても以下略されるから書くのやめた。
まずガソリンを入れる。前回、新年ツーリングの近所走りで140キロしか走ってないけど、何があるかわからないので出発する時には満タンにするのがツーリングライダーのセオリーである。いつものコスモ石油に行ったら、いつもの給油機の前にバイクをとめて給油した。今日はクーポンがなんと大盤振る舞い3円引きだった。それでもレギュラー160円だった。約8リットル入った。満タンにしたのでガソリンスタンドを出た。国道19号線を名古屋方面に走っていく。
いつもより出発時間が遅いので、交通量は断然多かった。しかし、出発時間が遅い分、気温は若干高くなっていたので、それなりに寒さは緩んでいるような気がした。多分、気分の問題だと思うけどな。ちなみに、朝マックの時、道路脇の電光掲示板温度表示はマイナス4度だった。で、今は3度になってた。かなり違うじゃん。気のせいじゃないじゃん。科学的根拠があるのだから、やっぱり、朝マックを食って出発時間を遅らせたのは正解だった。大人のライダーの冬のツーリングは遅く出た早く帰るのがセオリーだからな。
交通量がそこそこ多いけど、それなりに流れて名古屋市内に入ると、栄ではいつも人気の珈琲店に行列ができてた。寒いのによく外に並んで待ってるよなあ。でも、並んでる人たちに言わせれば、寒いのにバイクでよく走ってるなあと思われてるかも知れん。
栄を越えて金山を越えて熱田を越えて、クルマも多かったけど、バイクも多かった。天気はいいからな。みんな寒いのによく走ってるよ。しかし、寒いからか、みんな安全運転でブイブイ言わして最強HONDAに挑んでくるような向こう見ずな輩はいなかったので、いつもの見えなくしてやったネタは使えなかった。なんか他にネタがないと実にくだらないツーレポになってしまうので、何かないかと思ったけど、寒いだけで他には何もなかった。やばいなあ、このままでは実にくだらないツーレポになってしまう。いつもくだらないツーレポだろってほっとけ。
ところでどこに向かっているかと言えば、相変わらずの知多半島だ。消去法でこうなった。消去法でイケることもあるらしい〜そのうちまあなんとかなるだろう。なんせ氷点下では路面凍結の恐れがあるので岐阜方面は無理で、そうなると結局県内平野部になって、そうなると蒲郡と知多半島になっちゃうのだ。蒲郡は正月行ってるから、必然的に知多半島になった。実は大垣羽島方面に行ったろか、とも思ってた。テレビのバラエティで、羽島訪問をやってたもんで、それを見てたら駅前にスイーツのお店があって、なかなか良さそうなんで、そこ偵察に行こうかと思った。で、大垣城を見て、名物つけ麺を食って帰ってこうと思ってたんだけど、気温を調べたら凍死しそうになったのでやめた。いや、凍死は大袈裟だけど、でもとてもじゃないけどバイクで行くなんて無理無理無理無理絶対無理。もうちょっと気温が上がってからでもいいじゃないか。ということで、知多半島に行くことになった。出発時間が遅いから、師崎まで行けなかったら内海あたりでお茶を濁して帰ってこよう。それでいいのだ。今年の目標は質より量なのだ。
東海市に入って、247号バイパスをそれなりの速度でかっ飛ばしていく。ここでもバイクが何台は並走したが、最強HONDAに勝負を挑んでくるような身の程知らずはいなかったので、ネタにならなかった。ふっ、ようやく下々のものどもが、このHONDAが最強無双だと気がついたようだな。その通り、私は西京。西京味噌。違う。最強です。
バイパスをぶっちぎって、いよいよ常滑市に入った。そこで考えたんだが、食いもんをどうしようか。この先、常滑を過ぎてしまったら、昼飯難民になるのは必至だ。食いもん屋がないわけではないが、あるのはオサレ風カフェや海鮮丼屋ばかりなんで、そりゃうまいけど、お値段も天文学的なんで、最近の経済事情では融通が効かないのである。そこでコスパを考えると、デニースですよ。常滑にあるから、なんとか11時までに着いてライトモーニングを食う作戦だ。これはいい作戦だ。あったまいいーって、正月もこの作戦だったじゃねえの。全然進歩しねーんじゃねえの。まあいいか、よし、急いで11時までに常滑のデニーズに行くぞ。
あっさりと常滑のデニーズに着いた。時間ギリギリとかもっと緊迫したハラハラドキドキハリウッドスペクタクルな感じもなく着いた。駐車場にバイクをとめてお店に入って、空いてる席にどうぞと言われて空いてる席に座って、いつものライトモーニングを注文した。ドリンクバーで早速コーヒーを飲みながら待つ。しばらくしたらライトモーニングが来たので食った。ご飯大盛り、熱々の味噌汁。冷えた体が生き返るぜ。やはり日本人は味噌と米ですたい。アイガッパワー! 食ったら落ち着いてきたので周囲の様子に気を配る余裕が出てきた。今日の早朝のマクドナルドみたいに、ここデニーズもご年配の方々が常連さんのようだ。可愛い女の子店員さんに、爺さんが声をかけてた。「マコちゃん、おはよー」「あ、おはようございまーす」「今日は早番か」「そうなのー今日は早番なのよー」「頑張ってなー」「はあーい、追加注文してね」「するする」うーむ、くそーすごくうらまやしいなあ。
この距離では常連になれんので諦めて店を出た。そして海岸線に出る道をすっ飛ばして走っていくと、交通量がどんどん増えてきた、流れが悪くなってきた。そういえばここらに南知多ビーチランドがあるから、日曜日で観光客が多いかも知れん。時間が遅いから仕方がないな。それにしても全然動かなくなってきたぞ、なんかおかしくないか。たらたら進んでいくと、前方が見えてきて、どうやら車が止まっていて、そのせいで進めないらしい。ここは片側一車線、対向車線が途切れないとその止まっている車を追い越せないからな。事故でもあったのかと思ったら、止まってた爺さんの軽トラ、爺さんは運転席で電話してた。うーむ、なかなか形容し難い事態だ。ちなみに、今日はこのような形容し難い事態に2回も遭遇してしまった。
えらい時間を食ってしまったので、とりあえず、内海まで来たことだし、ここらでなんか写真撮っとこ。内海駅まで行ってみた。名鉄知多線の終着駅である。海水浴シーズンには満員御礼になる駅なんだろうけど、今は閑古鳥が鳴いている。駅前の観光協会も暇そうだな。なんか面白いものはないかと思って、観光案内板を見てたんだけど、バイクで行けそうなのはドルフィンタワーだけだった。こんなの山海にあったっけ? と思ってよく見たら、いつもランドマーク撮影しようと思いながらも、止めるところがないので撮影できないアレじゃん。うーむ、そうかアレだったか。
内海駅を後にして、再び海岸線に戻ると、師崎から河和まで一気に走って、半田を経由すると道が混みそうなので、再び野間の方に戻るルートを進んだ。このルートはいつも早い時間だったので、お店が全然やってなかったけど、今日は時間が遅いので、お店がみんな営業していた。で、意外にやってるのかやってないのかわらなないようなお店に、たくさん車が入ってて、駐車場満タンになってて、ここってそんなに人気がある店だったんだーと新しい発見があった。うーむ、時間をずらすだけで光景がこんなにも変わるとは。あの店とこの店は要チェックだな。
河和から戻るルートの途中には野間大社がある。初詣にはさぞや賑わったろうが、今日はガラガラ静かなものだ。そこを超えたら元のルートに入ったので、セブンイレブンで水分補給する。ここは珍しく、外にゴミ箱があるんだけど、そこにデカデカと「家庭内のゴミを持ち込まないでください。防犯カメラで撮影しています。注意すると逆ギレする方も見えますけどそれってどうなのよ」というようなことが書いてあって、なかなか大変そうだった。
セブンイレブンを出たら、あとは来たルートをそのまま戻って帰ってきた。
本日の出費
ライトモーニング 495円
ほっとゆず 148円
白湯 108円
本日のCB1300SFの走行距離 180キロ
累計のCB1300SFの走行距離 39850キロ