あけましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。
2024年は元日より能登半島での震災、羽田空港での飛行機事故と目を覆いたくなるようなニュースで幕をあけ、新年より気持ちが少しどよーんとしております。
本年は3年に一度の改正の年でもあり、年度替わりにはバタバタとしそうな雰囲気。
世界に目を向けるとウクライナやイスラエルでの戦火、国内でも政治不信に、物価高や賃上げといった大きな変化がありそうな世相。
どうなるものかと不安が先に立ちますが、地に足を付けて自分たちのできる支援を一生懸命行う一年としていければと思っております。
さてこの年末年始で考えさせられる事柄として「利用者のプライバシー」ということが様々な利用者の中でありました。
介助の現場はともすれば、「管理」という方向に物事が大きく動く仕事です。
利用者の介助の予定から始まり、食事や栄養、体調や病気、物品や消耗品、お給与やお小遣いetc…
私たちはどこまで利用者の事を「知る」べきなのか?
利用者の立場で言えば、どこまで介助という名の下に「個人の秘密」をさらけ出さないといけないのか?
知的な障害がある場合にはその部分が非常に危うい状況にあるのでは?と最近感じることが多いです。
「じりつ」ということと「親離れ・子離れ」というのは近いイメージがある時があります。
「親離れ・子離れ」って私が思うに、「親」が「こども」のことで「知らない世界」ができていくことであるともいえると思っています。
社会の中で生活をしていれば人に知られたくない秘密の1つや2つは普通にできてくるもの。
それを「障がい」があるから、「介助」をつかうからといって侵害していいものではありません。
利用者の「知らない世界」も含めて支援をしていけるようになれればいいなぁと感じた年末年始の出来事。
「じりつ」という終わりのない支援において、意外と忘れがちなこの「秘密」って部分を大切にできる一年でありたいと思います。