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聖ヒルデガルト料理研究会

チューリッヒのレストランのネトルのスープ

2024.01.15 06:42

ネトルのスープです。先日のネトルについての投稿で、もう何年も前にチューリッヒでこのスープを食べたことを思い出しました。とても緑の色鮮やかなスープで、青汁のスープのようなお味でした。

ネトルについては、以前中世についての本に、中世後期の修道士や修道女の間で、ネトルの茂みの上を裸で転げ回るという”苦行”があちこちで行われていたというようなことが書かれていて、それを読んだ時の衝撃が今でも印象に残っています。

ヒルデガルトは、このような禁欲的苦行には否定的な考えを持っていました。映画「型破りな神秘家 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン」でハーバード神学校のキーンツル教授は、ベネディクト会のルールを厳格に順守し、禁欲的苦行を実践していたユッタについて、ヒルデガルトが不思議なほど語っていないのは、そのような苦行に幻滅し厳しすぎると感じていたからではないかと述べています。ヒルデガルトのルールに対する解釈はもっと穏健なものだったようです。

4年ほど前にドイツで参加したヒルデガルト式断食セミナーの会場となったホテルの近くの遊歩道の脇の野原には、野生のネトルが生い茂っているところがあちこちにあり、これだけたくさん生い茂っているとたくさんのネトルスープがつくれるな~などと思いながら眺めていましたが、中世の頃は苦行のためにあの上を裸で転げ回っている人がいたとは、手にネトルの葉の棘がちょっと刺さっただけでも痛いのに、どんなに痛かったかと思うだけでゾッとします。