第49回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2024年1月14日(日曜日)、前日の雨は止み、冷え冷えとした冬晴れのさいたま市内の公共施設で、年明けお初の対面の集いを行いました。
参加者は24名様。
うち初参加者は4名様。
子が他界された方(22)、パートナーが他界された方(3)(重複あり)が集いました。
はじめに参加者全員で自己紹介や今現在のお気持ち、近況等を一時間余りかけて一巡。
悲しみと共に歩む皆様のお話は然り、第三者委員会とその後の経過・結果についてお話くださったご遺族もおりました。
一巡後、受付で渡された番号のテーブル(五つ)に分かれて、更にじっくりとわかちあいに入りました。
※④と⑤は人数の関係で、同テーブルに致しました。
*
印象に残った話題等。
①テーブル(子が他界)
・事後間もないご遺族からは自責や後悔の気持ち。身近な人の心ない言葉にさらに苦しむこと。
・悲しみはなくならないが、悲しいだけの辛い気持ちは少しずつ変化していく。
・悲しみは病気ではない。無理に消さなくてもいい。心が揺れ動きながらも、悲しみと共に生きて行けるようになる。
・精神科や心療内科にかかる時、自分に合うかどうかの判断も大切。
・カウンセリングが合った人、合わなかった人。
・事が起きた時の状況により、それぞれの辛い記憶…気持ち。
②テーブル(子が他界)
・とても優しい自慢の子だった。
・生きたいと思っていたのではないのかと思う。
・気づいてなんとかしてあげられなかったものか。
・年賀状が亡き子宛に届いて戸惑ったこと。
・久しぶりに友達からメールが来ても、どう返信したらよいか悩んでしまう。
・同じ経験をした者でないとこの辛い気持ちはわからない。
・話を心置きなくできる人が居ないので、こうした場で沢山お話をしたい。
③テーブル(子が他界)
・モヤモヤしていることを吐き出すことの大切さ。
・吐き出すことの出来る安全な場所があるということ。
・ストレスが身体に及ぼす影響の怖さ。
・向き合い方だけでなく、向き合う時期にも個人差があることを良しとする。
④⑤テーブル(パートナー、子が他界)ミックス
・亡き人はそばにいたりいなかったりしているらしい。亡き人がそばにいると感じるときの話題。
・身近な人からの心無い言葉に、関係がぎくしゃく。
・信頼している友人に大切な人の自死を話したとき、思いもかけない言葉が返ってきたので友人関係は絶つことになった。友人が遠くなり寂しい。
・自分が心地よい人間関係を選んでいきたい。
・我々遺族は辛くても生きていかないといけないと思う。
・心の不調を訴えられても、理解できなく対応が十分でなかった。後悔していることの一つ。
・子が亡くなって24時間悲しみを抱えても、兄弟の気持ちも考えていかないといけない思いも抱えている。(複数子の親御さんご遺族)
・スピリチュアルな話題、実体験話から、聴いていた皆さんも亡くなった人と会話がしたい!と願う気持ちに。
*
*
2024年最初の星のしずく*対面の集いに参加くださった皆様、お疲れ様でした。
閉会後は希望者10名様程で近くの飲食店で茶話会の時間を持ちました。
(時間のご都合やその日の体調等で、クールダウンから参加されたいという方も全然ありです)
皆様、お疲れ様でした。
今年も毎月開催していけたらなと考えています。
◆ ◆ ◆
次回、2月の星のしずく開催日について。
🌟第50回はオンラインの集いです。
2024年2月3日(第1土曜日)ZOOM
13:00~15:30 わかちあいの会
15:40~16:30 フリートーク
※パスコード等送信のため要事前申込になります。
🌟第51回は対面の集いです。
2024年2月17日(第3土曜日)
13:30~16:00(受付13:15~)
(クールダウン茶話会もあり、任意でどうぞ)
(JR与野駅西口徒歩2分タワーマンション4階)
※対面の集いはお申込不要です。
お気持ちが向きましたときに参加の方お待ちしています。
◆自死遺族の集い
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ