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Reeinkart

65年後にシンクロした昨日

2024.01.17 08:55

『お母さん、アクリル絵の具貸して』

中2の息子がそう言った。

学校の総合の時間で使う作品を

描きたいらしい

彼が初めて描くアクリル画

普段は

コピックや水彩インクで描いているので

勝手が違うので難しいと言っている

でも直ぐにコツと掴んだらしく

順調に描き進めている

よく見ると、亡き父の作品に似ている

ちょっと待ってと作品を持って来て

並べてみるとやっぱり似ている

裏面には、学校名、クラス、名前が。

この絵は何と息子と同じ中2の時に

描かれたと言うことが判明してびっくり

父が中2だった1958年

息子が中2の2023年

65年の時を経て

似ている絵のご対面

父の作品が未来に向かっていたような

息子の作品が、

父の作品からバトンタッチされたような

何とも不思議な氣持ちに

形見として取っておいた

ホルベインの水彩絵具

息子が欲しいと言って

部屋で大切に保管している

父はきっと嬉しいとおもう

楽しむ息子を見て

娘もまたアクリルを描き

私はクレヨンアートにチャレンジ

(あまりうまくいかなかった)

そんな姿を嬉しそうに

遠くから見ているのかも知れないね

父と親子展をする夢は

叶わなかったけれど

そうだ、息子とやれば良いのね

今閃きました。

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