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精神科医 諸藤(モロフジ)えみりの心のレッスン

ボイトレに行ってきた1/4

2024.01.18 00:21



こんにちは、

精神科医の諸藤えみりです。


去年の12月に

ボイトレを受けてきました。

遅くなりました、レポです!

(情報量が多く

まとめるのに時間がかかりました💦)



アイドルになるため

歌の練習をしに行ったのでは

決してありません🤣



私がなぜ

ボイトレを受けたかというと、

自分の声を

好きになりたいからです。





突然ですが、

あなたはご自身の声が好きですか?



「好きです!!」

という方はこのブログを

読まなくて大丈夫です笑



私はあんまり好きじゃないです。


私の声は低い。

話すと

喉が詰まった感じもする。



Instagramでリールの撮影を

するようになり、

自分の声を聴くようになりました。

これがまたつらい笑

(どんな声かは

Instagramのリールで

お聞きください🥹)




「Voice Confrontation」

という用語があります。


自分の声だから嫌いという

意味です。



自分の声を含む複数人の声を、

誰の声かを言わずに

聞いてもらう実験がありました。


誰の声が好きかの質問に

「自分の声」と答えた人が

圧倒的に多かったそうです。



つまり、

みんな自分の声は好き。

でも

自分の声だから嫌いだと思う。




私は思ったのです。

自分の声と

向き合ったことがないのに

いい声なんて出るはずがない。



たとえば

可愛くなるためには

嫌でも鏡で自分の顔を

見ないといけません。



鏡を見ないと髪はボサボサ。


チャームポイントも

目をそらしていたら気づきません。


鏡を見るから

どうしたらいいのかが

分かるのです。



自分の声を好きになりたい。

プロから見た

客観的な意見を聞きたい。



そんなこんなで

ボイトレを受けました。


↑私がボイトレを受けたのは

MISUMI先生。


華々しい経歴の数々。

テレビをつけたら

MISUMI先生の声が

いつも流れていたそう。

↑昨年本も出されています!


レッスンをしてくださり

ありがとうございます😭

(私、昔JUDY AND MARYが

大好きだったんです。

メンバーの方と交流があるとお聞きし

ビックリ!!)





まずはカウンセリングからです。

どんな人生を

歩んできたかをお話します。

(精神科の初診と一緒🙄)



運動経験があるかも

聞かれました。


私は小学生時は水泳クラブ

(強化選手ではあった)、

中学生時でバドミントン部、

高校生時は美術部、

大学生時は硬式テニス部

(ガチの部活)でした。



次に

「マ~~~~~」

と声を長く伸ばし、

何秒続くか計ります。


私、

10秒ちょいしか続いてない🤣

30代だと

40秒くらいは続くらしいです。



リップロールの時間も

計ります。


リップロールとは

上下の軽く唇を合わせたまま

息を連続して吐き

唇をブルブルと震わせる

トレーニングです。



私は

リップロールがまったくできず

1秒か2秒しか続かない。

散々たる結果。



次はアプリに向かって

発音します。



事前に考えてきた

1分間の自己紹介スピーチも行い、

いざ指導開始です!!





先生

「かよさんはね、

声を解析すると

音域はばっちり出ています。


(↓これが音域を

表わしているみたいです。)



音域が広いということは

表現力があるということ。


つまり声帯様

(先生は声帯に『様』をつける🤣)に

柔軟性がる。

力もある。


立派で強い声が出ています。


ただ、

息が強すぎます。


話は変わりますが、

若い頃に運動した人は

呼吸力は強いです。


呼吸力がないと

水泳とか絶対できないよね。


たとえばさ、

プールに潜って何秒くらい

耐えれる?」



「うーん、30秒くらいですかね?」



先生

「だよね。

じゃあなんでさっき

10秒しか息が続かなかったの?」



私「!!!!!!!」




私「分かりました!!

息が無駄に漏れている!!」


先生「正解。

人間の肺の中には

空気が500 mlのペットボトルが

約3本入ると言われています。


ペットボトル3本分の空気が

10秒でなくなる。


ペットボトル3本分の空気を

10秒で出す。

それってすごい勢いで出してる。


今は緊張してると思うから

3本分は入ってないと思うけれど、

非常に息の量が強いです。


さっきアプリを使って

『マ~~~~~』

ってやったでしょ。

これ見て。」


(↑左が私で右が先生)


先生「このシマシマで

声の周波数帯が分かります。


私の声は色んな周波数が

バランスよく出てる。

倍音っていって

声のキャラクターを作ります。


えみりさんは

上の周波数が出てません。

でね、

下の周波数は出てるけど、

妙に強くない?

(↑線が太くて

ゲジゲジしてるところです。)


強いの。

すごく強く出してるの。

やたら下が強い。


息が強すぎるってことです。

えみりさんは声を出すときに

『ア”ーーー!!』

って押してる。

しかも息が漏れている。


だからあっという間に

息がなくなる。

声がざらついた印象になる。」



先生が私の真似をして話すと

差は一目瞭然でした。


声帯様の状態は変わっていないのに

息を強く吐くと

「ハァツ!!!!」

と、強調される。


聞いていてしんどい声。




先生は続けます。


「で、

上の周波数が出ていない。


えみりさんが出てないのは

3,4キロヘルツの周波数。

人間の耳に届きやすい周波数帯です。


私はバランスのいい周波数で

耳に届きやすい声を

出している。


声の高い低いが

問題なのではありません。

周波数の問題です。


ちなみにえみりさんは

3,4キロヘルツが出てないから

自分の声を低いを思い込んでいる。」



(先生が同じ高さの音で

周波数を変えて

声を出してくれました。

高さは同じでも

周波数で声の音色が変わる!!)



先生

「声の周波数を作るのは

声帯様よりも上の部分です。


頭の中は空洞がたくさんある。

響いて共鳴が生まれる。


空洞は

広く柔らかい方が振動しやすい。


振動を上手く作れてなくて、

喉からグーっと息をプッシュして

声を出している。


上手く鳴っていないってことです。」



なるほど。

そう言われると

喉に力が入ってる気がしました。


カラオケに行くと

秒で喉が枯れます🎤




先生

「まず息をプッシュするのを

やめましょう。


今は声帯様に

ぶわ~~~!

ぶわ~~~!

と、息を吐いているんですよ。


私は声帯様Abusementと

お呼びしてます。

やめてくださいね。


声の出口が口なので

力も口から出そうとする。


でもね、

ギターを想像してください。


ギターの弦は

振動させて音を出すでしょ。

叩かないでしょ。


共鳴させるためには

無理な力を使って

弦に負担をかけちゃダメ。


声帯様は弦だからね。


今は頑張って声を出しすぎ。

前のめりですね。」



うーん、

私の人生そのものみたい。

前のめり感が声に出ちゃってて

笑いました。


続く。