男のロマン Part.4 (MD編)
今年も、なんとか無事に「Waiiha号」は船出をした。
まあ3月末までには、全てが片付けられればと思う。
かなり、厄介な事柄。それに加えて体力勝負なのだ。
上手くやり遂げるために、鼓動も呼吸もリズムは刻んでいる。
何ヶ月も、こんな状況に置かれても、僕には救いがある。
音楽があれば、難題も乗り切れると思い込んでいる。
薔薇の棘に絡まっても、出口の見えない迷路を彷徨っても、
音楽は、絶対に僕を見放すことはない。魔法のエネルギーだ。
少しでも、心を落ち着かせよう。Cool it Down しないとね。
そうなんだよね。去年の頭の頃から、ずっと、したかった作業。
溜まっている『MDのデータ化』。ちょっと楽しそうだな。
しかし、データ化の作業を行う前に、僕は、どうしても、
MDプレーヤーで聞きたくなった。これが、ロマンなのだ。
【 Victor MD PLAYER XM‐B22PA 】から、Waiihaの心臓部に
ケーブルを繋ぐ。音源は、心臓部からYAMAHAのスピーカへと
音が注がれる。「ANALYZER」で、kHzを調節する。
この微妙な、感覚頼りの指先し調整は、聴覚を研ぎ澄ませるけど、
もう一度聞きたいと、強く思うからこそ、タマラナイのだ!
スピーカーから楽曲が流れ出す。僕は、目をつむって聴いている。
満足をしている。とても、優しい笑顔になっている自分に気付く。
ひとりぼっちでも、音楽が流れていれば、幸せになってしまう。
さっきまで、ため息をついていたのが、噓みたいに気分が良い♪
まあ。今、こうして聞いている音源も、データ化後の音源も、
どこが、どーして違おうとも。僕には、そんなこと関係ない。
ただたんに、聴いてみたかっただけ。やりたかっただけ。
こういう、どーでも良いことに、真剣になれる大人が大好きだ。
その行動に、意味はあるのか?意味なんて後からついてくる。
時々、立ち止まって、ぼーとしていると、何かがひらめく。
その行動が、自分にとって、ハッピーなら、すべてオッケー!
目の前に転がっている「時代に置き去りにされた」流行だって、
手に取ってみたら、その時代の変化を見つけ出せる気がする。
男のロマンは、奥深いのだな。絶対に、今夜も眠れないぞ!