AE86車両引取り、旧車燃料タンクあるある

2024.01.17 07:08
茨城県まで車両引取り

エンジンから異音がするとの事で当社までの自走が難しので引取りに伺いました

お隣茨城県なのでサクッと?行ってまいりました

当社へ入庫でお困りでしたら全国!?対応しますので御連絡くださいm(_ _)m



RT40コロナ、エンジン搭載準備

さて、お次はこちらのお車

RT40コロナ、エンジンは出来上がってるのですが、ピットの空きを待っていた状態

ようやく空きましたので作業開始です

エンジン搭載の前に車両側の整備から

まずは燃料タンク確認する為にタンク取り外し


おっと、凄いガソリンが出てきましたけど

最高に嫌な予感…


やっぱり…

センダーゲージ外して中身を確認すると、とんでもない状態

これじゃエンジンまでまともに燃料来るはずありません


とりあえずダメ元で洗浄して見る

いや、出るわ出るわ!のもの凄いカスと異物達

これは洗浄だけでは到底無理です

こうなると…

やりたくないけどやるしかない最終手段となる訳で…


カットして恐る恐るご開帳…


予想通りとんでもない状態でした

これじゃ非分解での洗浄だけでは到底無理ですね


中には固形物がゴロゴロ

何の固形物かは想像は出来ます

実はこのタンク、以前にから割した形跡がありました

洗浄した後にタンク内部をコーティングしたのでしょう

時間が経ち、それが剥がれてご覧の有り様です

ほんと!この燃料タンク内部のコーティングはタチが悪いです

旧車あるあるで今まで幾度となく経験してますが、時間が経つとほとんどの確率で剥がれ落ちます

そして最終的には燃料ラインに詰まりエンジンストップと言うシナリオw

そしてその後の問題は、タンク処置がどうにもならない事です

錆だけなら内部洗浄してサビ取り処理して大体は使えるようになりますが、コーティング剤が剥がれたのはどうにもなりません

その為、修理するには今回のように"から割り"するしかなくなるのです

本来であれば場所が場所だけに出来るだけ避けたい作業なのが本音

なので、タンク内部のコーティング!絶対におすすめしません!!

と、いうか、やるな!絶対!www



今回は不本意ではありますが、割ってしまった以上作業を進めるしかありません

ブラストにて錆落とし


漏れは絶対に許される箇所ではありませんのでロウ付けでフタを閉じます


水漏れ、水圧検査して保険も掛けシーラーを回して再塗装


内部はコーティングしてませんので錆発生を抑える為にもガソリンを切らした状態での長期保管は避けて頂きたく思います

ガソリンは基本満タン給油で通常通り乗って頂ければサビの心配は無いと思います


後は配管掃除してフィルター掃除すれば安心ですね