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◇ひとみさんへ

2024.01.22 23:00

今年初めてのブログです。

今年もよろしく御願いいたします。


先週の金曜日、仕事帰りに散髪に行くため大阪梅田の地下鉄の駅の改札を出ました。

地下街は耐震工事とラッシュの時間帯でとても歩きにくい状況です。

おまけにその日は風邪で体調が悪く、低血糖のような症状で腹に力が入らず、フラフラする状態でした。

この混雑の中を、この体調で歩くのは厳しいなぁと思ったところに「何かお手伝いをしましょうか?」という若い女性の声が聞こえてきました。

私は「助かった…」と心につぶやき

「ホワイティーの地下街にに行きたいのですが、途中まで御願いをしても良いですか?」

と甘えさせてもらいました。

歩きながら正直に

「何か低血糖のような感じで、何か甘い飲み物が欲しいのですが、自動販売機は近くにはないですか?」と尋ねました。

尋ねはしましたが、私も記憶ではその周辺で自動販売機は見たことがありませんでした。

その方も「ないですねぇ。どこかに行って買って来ましょうか?」と言ってくれたので、

「いえいえ、大丈夫です。これから散髪に行くのですが、そこまで行けば何とかなりますから」と言って、取りあえず地下街の曲がり角まで連れて行ってもらい、そこでお別れをしました。

そこからは目的地までは約300歩なので何とかなりそうと、シエルとトボトボ歩き始めました。

200歩ほど歩いた時に後ろから誰か私の肩を叩き、息をはずませながら

「先程の物ですが、このカフェオレを買ってきましたから飲んでください」と、一本の温かいペットボトルを手に持たせてくれました。

全力で走って来られたのでしょう…。

とても荒い息です。

私は驚いて「えぇーっ!!」と声を上げ、言葉が止まりました。

気を取り直し、お礼を言いながらお金をお支払いしようとするのですが、どうしても受け取ってもらえません。

それで、私の名刺をお渡しし「私には素晴しい仲間が沢山います。きっと何かのことであなたのお役に立てることがあると思いますから、良かったら是非メールをください」と深く頭を下げてお別れしました。

夜に、その「ひとみさん」から「無事に目的地に行けたか?体調は大丈夫だったか?」といった優しいお気遣いのメールが届きました。

それから、何度かメールのやり取りをして、「ひとちゃん、亀ちゃん」と呼び合うことになりました。

ひとちゃん、メールでも書きましたが、あの時は本当にありがとうございました。

ひとちゃんの優しい温もりが今も心にしっかり残っています。

どうぞ、私の大切な仲間に是非紹介させてくださいね。

今年一番のブログが、とっても幸せなできごとのお知らせになったことが、すごく嬉しいです。

またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。

ありがとうございました。

ひとちゃんのお幸せを心から祈っています。  

シエル&亀ちゃん

※写真は2024年の元旦のシエルと私