太宰府天満宮 飛梅
2024.01.24 21:00
先日、所用で福岡へ行ってきました。
紅梅。
東風吹かばにほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ 菅原道真
延喜元年(901)、太宰権帥に任命され、住み慣れた京を離れることになった道真公。
梅はあるじを忘れるどころか、後を追って一夜のうちに太宰府へ飛来します。
それが飛梅です。
改修中の社殿の脇にひっそりと佇んでいます。
ほとんど蕾ですが、かろうじて開花していました。
飛梅の花です。
大勢の観光客で賑わっていたのですが、
飛梅に興味を示す人はほとんどいませんでした。
さびしいですが、これがいまの日本なのでしょう。
梅園をめぐりましたが、こちらも開花はまだまだでした。
豊かな蕾の数。
紅梅に彳ちて美し人の老 富安風生
茶屋はどこも店休日。
インバウンドの喧騒を離れて楽しむことができました。
石蕗の花はすっかり綿毛に。
春を待つばかりです。
立派な絵馬殿。九州最古だそう。
大きな楠の木。こうした神々しい巨木がいくつもあります。
絵馬殿のほうが日当たりが良いようで、
しっかり咲いていました。
白梅。
蕾の密度がすごいです。
どうぞ良き一日をお過ごしください。