「宇田川源流」【土曜日のエロ】 わいせつ目的の面会で逮捕は全国初
「宇田川源流」【土曜日のエロ】 わいせつ目的の面会で逮捕は全国初
今週も「土曜日のエロ」の日になった。今週もエロのネタは豊富にあるということになる。どうも、われわれ人間の中には「理性」というものは徐々になくなってしまい、性欲によって支配されているという人が少なくないのではないか。そのように考えると、なかなかおもしろい感じがしてしまうということになるのではないか。逆に言えば、「人間を理性的な存在」として規定することの方が難しいのかもしれない。
そもそも人間を「本能のままに生きさせない」というのは、そのようにしてしまえば「万人の万人による闘争状態」(ホッブス著「リバイアサン」より)になってしまう為である。そうでなくても、人間はその欲望のままに行う戦争を止めようとはしないのである。それを個人レベルにまで広げて東総状態にしてしまわないように、理性的な内容にするということになっているのではないか。しかし、そのことは、そのまま「隠れて本能を充足させるために、犯罪を犯してしまう」ということになるのではないだろうか。
さて、そのエロの前に今週のニュースを見てみよう。
さて今週の注目されるニュースは、岸田派だけではなく、様々な自民党の派閥の解散ということではないか。「岸田の乱」といわれるこの一連の内容は、一時期のブームに基づいたものでありながら、根本的な「政治と金」の問題は全く解決していない状態であり、また、そもそも、今の政治家のほとんどがやってしまっているという状態がありながら、その内容に関して、現状の政治や派閥がなぜできたのかなどの事は全く意識されていないし、そのような報道も何もないのである。
先日、新聞社の人々と話す機会があったが、今の政治部は全く取材もできていないし、また取材をする能力がないということを言っていた。我々の頃は「真相を知りたいから飛翔や党本部の役職者」に取材を行い、ある程度しっかりと内容を見た後で、最終的に議員に当てるということであったが、しかし、今は「初めから、政治家に充てて、その人の名前で『○○さんが言っていたから間違いない』というような言い訳」から取材が始まっている。要するに、その政治家が適当な言い訳をしていても、ごまかしをしていても、その内容を見破るだけの奥の深い取材ができていないと言ことになるのだ。
まあ、そのへんはいいとして「エロ」も「初めから言い訳」をすることから、始まり、そしてその内容をうまくごまかしながら何とかしようというような感覚が出てきているのではないか。
「泊まらせてあげるから会おう」 女子中学生への面会要求の疑いで大学生(22)を逮捕 実際に面会したケースでの逮捕は全国初
わいせつ目的で女子中学生に面会したとして、愛知県の大学生の男が警視庁に逮捕されました。去年7月に新設された面会要求罪をめぐり、実際に面会をしたとして逮捕されたのは全国で初めてです。
面会要求の疑いで逮捕されたのは、愛知県豊橋市の大学生・杉原佑郎容疑者(22)で、去年10月、SNS上で「東京や千葉で泊めてくれる人いますか」という投稿をした女子中学生に対し、「泊まらせてあげるから会おう」などとメッセージを送り、わいせつ目的で大田区の駅構内で面会した疑いがもたれています。
警視庁によりますと、杉原容疑者は、SNS上のやりとりを削除するよう被害者の女子中学生に伝えるなど、隠ぺい工作をしていました。
杉原容疑者は、取り調べに対し「わいせつな目的で面会した訳ではなく、困っている女の子の話を聞いててあげただけ」と容疑を否認しています。
面会要求の罪は、去年7月施行の改正刑法で新設されていて、実際に面会をしたとして逮捕されるのは全国初めてのことです。
2024年1月23日 12時4分 TBS NEWS DIG
https://news.livedoor.com/article/detail/25747370/
今回の事件は「わいせつ目的で女子中学生に面会をした」ということで、「面会要求罪」という罪で逮捕された。
面会要求罪とは、2023年7月の法改正によって新設されたものであり、16歳未満の子どもに対してわいせつ目的で、「だましたり誘惑したり、お金を渡す約束などをして会うことを要求した場合や実際に会った場合」「性的な自撮り画像などを撮らせてSNSやメールなどで送るよう求めた場合」は罪に問われる。面会や画像の「要求」で1年以下の拘禁刑か50万以下、実際に会ったり送らせた場合は2年以下の拘禁刑か100万以下の罰金刑になる。ただし、被害者が13-15歳の場合は、5歳以上の年齢差を適用の条件としている。
この時の改正では「性的姿態撮影罪(撮影罪)」ばかり言われていた。これは盗撮などを規定する罪であったが、今回はこの「面会要求罪」である。まあ、何事も初めてというのは、何となく事件になり報道されてしまうのである。
しかし、そもそも「大学生」が、何で中学生を面会をするのであろうか。小児性愛主義者なのか、もう少し健全なエロを楽しめる年齢であろう。22歳なんて言うのは、人間の動物的な本能から、間違いなく、性的欲求は最も強いということになる。本当に「どんな相手でも性行為の対象としてみてしまう」というような年齢であろう。しかし、そのような状況でありながら、何も中学生の要求に応じて面会しないでもよいだろう。
それにしても「性犯罪」の低年齢化が出て来てるような気がする。昔といっても私の大学生くらいの時であるが、その年齢の性犯罪と言えば、強姦罪(当時はこう言っていた)渡河強制わいせつ罪であったと思うし、また、そのような犯罪にならなかったような気がする。しかし、セクシャルハラスメントが一般化してしまい、徐々に男性が醸成に話をできなくなってしまってからいつの間にか「自分の思い通りになる」とか「自分が優越的な立場でいられる」というような関係での性犯罪が多くなってしまうことになり、そのことから、わいせつ罪の低年齢化が出てきているのである。何とも情けない時代ではないか。まあ、このように「情けない」などということから、セクシャルハラスメントと言われてしまうということになってしまうのかもしれない。
そして今回の問題は、「何故、中学生が東京や千葉で泊めてくれる人」を探していたのか。その家庭環境にも問題があるのではないか。このような中学生が、いわゆる「トー横」に集まる若者になってしまうのであり、このようなことでわいせつ罪を検挙するよりも、そもそもその前の家庭環境や東京に出てくる話などをしっかりと対処しなければ、同じような事件は山ほど出てきてしまうのであろう。そのように考えてしまうと、環境そのものが何かおかし唸っているのではないか。そのように考えれば何か社会全体が「病巣」になっているのではないか。
今回は「初めて」と言いながら、その背景に様々な内容を見てゆかなければならないし、もう少し真剣にこのような社会状態を見てゆかなければならないのではないか。