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英検2級 Reading:速く読む方法(秘策)

2024.01.24 23:45

英検リニューアル(2024年度1回目から)で、リーディングの「語句空所補充問題」(文法など)が3問削減され、「内容一致選択」問題が4問削減されます。今回は文法ではなく、内容一致選択問題の英文をいかに速く正確に読むかということについて考えましょう。

英語が速く読めない原因はいくつか考えられます。①語彙不足、②文法・構文的な知識不足、③内容理解のための情報処理が遅い、④速く読むことに慣れていない。他にも理由はありますが、主な理由はこうしたものでしょう。④は①〜③と強く関係していますが、そもそもゆっくり読むことに慣れすぎている習慣的な問題も否定できません。

こうした問題を解決するためには、①基本語彙を確実に覚えること、②基本的な文法事項や構文を意識しながら勉強すること、が考えられます。ただ、これだけでは「読むスピード」は速くなりません。大切な要素は③情報処理スピードを上げることです。学校でもこの練習はあまり行われていないようです。情報処理スピードを上げるということは、「脳の処理スピード」を上げるということです。

今回は「脳トレ」を紹介します。手順を紹介しますので試してみてください。(1)リスニングの第2部のスクリプトを読み、内容を完全に理解します。(2)CDなどで音声を聴きます。(3)意味を考えながらシャドーイングでスクリプトを見ながら音読します。(3)を毎日15分ひたすら繰り返します。最後に、スクリプトを見ないでシャドーイングができるようになれば、次のリスニング・スクリプトを使って練習します。この練習を繰り返すことで「脳処理スピード」を上げることができます。

英語のニュースリーダは、基本的に1分間に180ワードのスピードで記事を読んでいます。インタビュー番組になると、もっと速く話しますが、1分間180ワードは英検2級の学習者にはかなり速く聞こえるはずです。自分の処理スピードが1分間に80ワードくらいだとすると、強制的にスピードを上げなくてはなりません。つまり、スポーツと同じでトレーニング(脳トレ)が必要になるのです。このトレーニングでかなりの人が読むスピードがつきます。ただし、語彙・基本構文の理解ができているのが前提ですので、語彙力がなければスピードは伸びません。さあ、挑戦してみてください。きっと読むスピードが上がると思います!