子どもの成長、発達段階に合わせたとスポーツや運動とは?
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子どもがスポーツを通して、身体を発達・成長させることは非常に重要なポイントとなります。現代では、遊びの中で身体を動かすことが徐々に減少しており、子どもの体力テストの数値は減少傾向にあります。その一方で習い事として運動を行っているお子様は増加しており、運動の時間の差が、子どもの発達発育に差が生じております。
子どものスポーツ指導としては、幼少期に基本的動作を経験し習得する、成長とともに正しい動作の習得、思春期になると持久力や心肺機能の向上、青年期になるころには筋力の向上が求められます。
本日は子どもの成長とともに起こる発達段階と習い事などで行うスポーツの指導についてご紹介いたします。
1.スポーツを行っている子どもについて
以前の記事でもご紹介したように、子どもの身体能力や運動能力を高める重要な要因は、遊びを通して走る・投げる・ジャンプする・はうといった基本動作で能力を高めていきます。しかし、子どものライフスタイルの変化やスマホ・ゲーム、の使用率の増加、都市化による身体を動かす環境の減少など、遊びを通して運動経験が減少しております。その結果、子どもの体力テストの数値は減少し低下率は止まったものの低い水準のまま推移しています。
子どもの運動では、習い事を行っているお子様も多いと思いますが、成長や発達段階にある
子どもの指導は知識や心理的な理解も必要となります。
・習い事を実施している割合
全国の市区両村から無作為に抽出した4~11歳の2,400人を対象とした調査では、全体の72%が習い事を行っていました。割合は(男72.2%:女71.8%)となっており、学年が上がるほど実施している割合も増加しております。
最も多い習い事は水泳、次いで学習塾、ピアノ、英会話となっております。また、スポーツに限定した内容だと、水泳、サッカー、野球が多い傾向にありました。
2.子どもの成長とカラダについて
子どもの骨・関節・靭帯・腱・筋肉などは、子どもの場合未熟な状態にあります。成長過程にある骨に関しては中央部と末端の間に成長軟骨というものがあり、骨端にある関節を動かすことで衝撃を和らげる役割は大人よりも優れています。子どもの骨は弾力があるが、大人に比べて強度は強くありません。そのため、軟骨部分は損傷を受けやすいのです。
そのほかにも、成長期の筋肉や腱は骨よりも緩やかに成長するので、骨と骨をつなぐ筋肉や腱は引き延ばされて過緊張の状況にあります。
子どもの筋肉や靭帯は柔軟性があり身体はしなやかではありますが、損傷を受けやすく筋肉や靭帯、腱が付着しているところの骨、軟骨が剥離する障害がおこりやすいです。
成長段階にある子どもの運動は特徴を十分に理解したうえで、一人一人の成長段階にあった適切な運動指導が必要となります。
3.スポーツを行う上で必要な知識
子どもは、遊びを行うことで運動機能を高めていくことが重要です。
1985年ごろに比べ、子どもの体力・運動能力が低下しております。冒頭でもお伝えしたように、身体を動かす遊びや環境の減少や、幼稚園における調査では運動指導を行っていない幼稚園が多いことも報告されております。運動を指導する念頭に置いておきたいことは下記の通りとなります。
・体力や技能の獲得
運動を行う上では楽しいという感情も必要となります。その中で、体力や技能の獲得が必要となります。
・傷害の予防
体力や技能が不足することで、スポーツの傷害となる可能性もあります。スポーツの内容にあった体力、技能の獲得が必要です。
・基礎体力の向上
子どもの成長や発達段階に見合った運動の指導や競技力の基礎となる体力の向上が必要不可欠。
6歳までの運動
走る・跳ぶ・投げるといった基本動作の習得が必要であり、生涯にわたって失われることはないのです。基本動作の発達は、脳や神経系の発達と相関しており、この発達は呼吸、循環器系、筋、骨格系に比べて早く、6歳ごろまでに約9割の発達がされ、思春期に入る前に完了するといわれています。そのため、この時期に基本的な動作の習得が複合的にたくさん含む遊びを行える環境が望ましいのです。
7~11歳の運動
正しいフォームでの走り方、正しいフォームの投げ方、正しいフォームで泳ぐといった様々な運動で基礎となる動作はこの年齢までに習得したいといわれています。この年代では、上下肢の動作改善や技術向上の反復練習を行うことが重要になります。このような動作の中で自分に特異なスポーツや合ったスポーツに専念すると良いでしょう。
12~14歳の運動
この時期は呼吸、循環器系が著しく発達する時期です。20~30分のやや長い時間の運動を継続する力である、持久力、心肺機能の向上を目指した運動を行います。しかし、習い事などでも走り込みやオーバートレーニングなどの傷害につながる可能性があります。
また、身長が伸びやすい時期でもあるので、骨に比べて成長が緩やかな筋肉や腱、靭帯などは引き延ばされて過緊張の状態となります。高強度のトレーニングは外傷や障害を引き起すきっかけとなります。この思春期の時期は、女子のほうが男子より1年早く発来し終了します。年齢、性別、個人差を念頭に置いた運動を行うことが大切です。
15~18歳
骨の成長がピークを越え、血中の男性ホルモンであるアンドロゲンレベルが上昇することで適切な筋力トレーニングを行うことが有効となります。15歳ごろから軽度なウエイトトレーニングを行い、骨の成長が止まる17歳ごろには本格的なウエイトトレーニングに移行すると良いでしょう。
4.まとめ
子どもの運動は、スポーツを楽しいと感じる中で、体力や技能を高めていきます。その過程で障害の予防や運動にかかわる専門的な知識は指導者に求められる要因となります。
マチトレでは、すべてのスポーツで必要となる体幹部の強化や年齢、個人に合わせた運動を提供しております。今この瞬間の強さをつけるだけではなく、生涯にわたって必要となる運動能力や、けがを防止する強さ、人間性を高めることを重視したレッスンを行っております。ぜひ、子どものパーソナルトレーニングに興味のある方はマチトレ麹町店にお越しください!
参考文献:「子どもの成長発達段階を考えたスポーツ指導」
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