防災、災害時の避難についての確認事項|かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2024年1月号(29号)
川崎市公認の登録ボランティア、かわさき犬・猫愛護ボランティアの中から生まれた「かわさき高齢者とペットの問題研究会」より、ニュースレターをお届けします。
今回は防災、災害時の避難についての確認事項です。
能登半島地震では、多くのペット飼育者も被災されました。災害は、いつどこで起きるかわかりません。ペットを飼っておられる方、あるいは訪問先にペット飼育者がおられる方は、日頃からペットの防災と災害時の対応を確認しておきましょう。
川崎市のホームページ「動物の防災対策について」に、くわしい情報が載っています。
基本は「同行避難」
災害が起きた際に、国ではペットを連れて避難することを基本としています。川崎市でも、風水害時には設置された各避難所にペットを連れて行くことができます(震災時も可能ですが、状況によります)。
自宅でも安全と判断できる場合は在宅避難(家の中で安全な場所を確保して留まる)も考えられますが、「ペットがいるから無理」と避難をあきらめたり、ペットを放したりはしないでください。
ただし避難所では、ペットは専用のスペースで過ごします(同行避難)。ペットが人と同じ場所に入ること(同伴避難)はできません。
日頃の心備えで命を守る
避難所でのペットの世話は、すべて飼い主の役目です。ペットの分も防災の備えをしておきましょう。また、避難の長期化や、避難所が収容能力を超えた時などのペットの預け先を、あらかじめ確保することもおすすめします。
日頃の心構えは災害時の適切な行動、不安の軽減につながります。ペット防災のガイドブックなどは、各役所の窓口などでも手に入ります。訪問先に防災情報を入手しにくいペット飼育者がおられれば、その方の分も入手して差し上げてはいかがでしょうか。
できることから
被災地の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。現地でご尽力の皆様、ありがとうございます。
災害を避けることはできません。共に助け合い、できることから1歩ずつ進んでいくしかありません。当会も、気を引き締めてまいります。
本年もよろしくお願い致します。
かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2024年1月号(29号)
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