【開催報告】令和五年「禅のつどい（成道会）」

令和5年12月16日、新宿区にある長光寺様を会場にして「禅のつどい（成道会）」を開催致しました。成道会（じょうどうえ）は、お釈迦様が約2500年前に菩提樹の下で悟りを得たことをお祝いする行事です。今まで青年会員の僧侶が集まり法要を行うのみでしたが、一般の方にも曹洞宗の教え・儀礼に触れて頂ければと思い、坐禅会を合わせて行う今回の行事を企画致しました。

当日は総勢20名の方々に参加して頂くことができました。最初は坐禅の時間でした。坐禅堂にて約30分の坐禅を2回行いました。長光寺様には立派な坐禅堂があり、会員も共に坐禅を行い、僧俗一如の時間でした。初参加や初心者の方も多く、慣れない坐禅の足の組み方に戸惑われる様子もありましたが、皆さま最後まで坐禅に励まれていました。

坐禅の後には法話（仏教のお話）の時間。成道会にちなんでお釈迦様のご修行のお話、そして「発心（ほっしん。修行・悟りへの思いを起こすこと）」についてのお話でした。

そして最後が成道会の法要でした。今回の成道会で行われた法要は曹洞宗の中でも非常に格式が高いと言われる形のものです。お経を唱えている間には参加者の皆さまに焼香をしていただきました。

アンケートでは「坐禅を経験できて良かった」などの感想をいただきました。至らぬ点もありましたが、皆さまにご参加頂けましたことに感謝が尽きません。

今後も幅広い方々に坐禅や曹洞宗の教え、そして法要に触れていただく機会を提供できるよう、会員一同務めて参ります。