日誌抜粋~小さい組 - 冬休み明けの谷戸歩き
1月とは思えない暖かい気候の中、ウキウキと庭畑から始まった。里芋を掘り、ポキポキみんなで折って収穫した。
日当口から、順次階段を進む。冬休み明けだからか、何処かしらで泣き声がちらほら、ゆっくりのスタートとなった。根っこをつかむ登り道ではミオが「登れない」と呟き動かない。後ろからイサ、ニコ、リツと続きミオを抜かしていく。やっと力を出し誰の力も借りずミオも登れた。何度も助けを求める目線を感じたが、みんなの日誌で私は知っている。ミオはなんだって1人でできるんだ。だけど今日はリュックがないから、ずっと腰に手を回して歩いているミオが少し不安そうで愛おしかった。
カイとフウトは先頭を走っていき行ったり来たり。見えなくなる事も多々あり、待っててねー!と伝えたら「橋のところで待ってたらいいんでしょ?」とカイ。慣れたもんだ。本当に大丈夫か?と不安だったが梅林に着いたらしっかり2人とも待って遊んでくれていた。
梅林に着くとたくさん藤のツルの豆が落ちていて豆を拾うのにみんな楽しそう。イロハは豆よりも豆の入っていた皮をたくさん拾ってポッケに入れていた。田の崖に向かう途中たくさんの氷が葉っぱについていた。「葉っぱについている氷は舐めていいんだよ」とミオ。ミオの真似をし、リツは大きな葉っぱ1枚の氷を全部ベロンベロン舐めて食べていた。
田の崖では葉がついた木の枝をバサバサ降っているヒマリ。楽しそうに頭にたくさん落ち葉をつけて遊んでいた。日向ぼっこするんだってーと谷戸広場に誘うと、一目散にダッシュして走っていった。
谷戸広場では霜柱が地面にたくさん。歩くとサクッサクっと音がなり気持ちいい。子どもたちも楽しそうに足踏みしたり食べたりしていた。
今日はイサは何を言ってもリュックを背負わない。リュックを手に持っているから坂道で滑ってしまっても頑なにリュックを背負わなかった。そんな中、ニコがイサのリュックを背負わせるお手伝い。あんなにお当番母が手伝うよって言っても絶対背負わなかったリュックを、安易に受け入れ、背負った。
そうだね、オトナは口はチャック。手は後ろ。子ども達だけで、できるんだ。