【開催レポート】和の芸術に心ふれる週末〜書道・茶道・金継ぎ体験〜
2024年1月27日(土)、堺筋本町のものづくりもできるコワーキングスペース
The DECK様にて、
「和の芸術に心ふれる週末〜書道・茶道・金継ぎ体験〜」
に講師として参加させていただきました。
書家:宮久保 胡蝶(みやくぼ こちょう)氏
螺鈿作家:RADENYA 螺鈿屋 代表 / 松村 実香(まつむら みか)氏
さんと一緒に。
今回は
海外の方
海外在住で日本に一時帰国している方
と、国際色豊かなワークショップとなりました。
茶道の神髄「市中の山居」を
今回のテーマに沿って、自分の中に落とし込んでいただくこのワークショップ。
海外の方に対しては初めての実施となりました。
日本の方にもじっくりと説明することでご理解いただける内容なので
海外の方に英語で説明してご理解いただけるかな?と
少し心配していたのですが、
The DECK様のあたたかいサポートの御蔭様にて、全て杞憂に終わりました。
今回の軸の禅語は「一枝梅花和雪香(いっしのばいか ゆきにわしてかんばし)」。
一般的な意味は
「厳しい冬を乗り越えてきた梅が、春の雪に混じって花か雪か分からないが、その雪の下から春の香が立ち上ってくる。目の前に迫った暖かな日差し、気分の和みを感じさせる。」
禅的な観点での意味は
「厳しい涙や汗を流しながら得られる大願成就。言い表せぬ喜びに満ちている。」
さて、この言葉からどんな情景が浮かぶでしょうか?
日本では、早春の代表的なシンボル=梅
ですが、そうでない方もいらっしゃいますよね。
海外の方はなおさら、違ってくるのではないでしょうか。
そうなった時、どんな情景をあなたは想像しますか?
五感をフルに活用して、じっくり考えていただきました。
The DECK森澤代表にサポートいただき、スムーズに進行することができました。
本当にありがとうございました!
この日の主菓子は「下萌(したもえ)。」
雪の下には緑の草が萌え出てきているのが見えますね。
また、少し雪が解けて地面の土も見えています。
今はまだまだ寒いですが、確実に春がやってきていることを表しています。
今~未来という時間軸で愉しむことができる意匠。
個人的にめちゃくちゃ好きなデザインです。
さて、みなさんが思い浮かべた情景は…
日本の方は、梅、温かい縁側、春の土やツクシ。
海外の方は、水ぬるんだ春の海・川、家族で囲む温かい暖炉。
それぞれ思い浮かべる情景の違いと、その考察の豊かさに感動いたしました!
お茶に必要なのもの=イマジネーション!
あと、思いやり!
それだけで気兼ねなくお茶が楽しめます。
参加者の方と♪
ご参加いただいた方からは
「説明がわかりやすく、絵を描いたり五感を使ったりして、癒されました。」
「お菓子の意味など意味がわかって嬉しかったです。」
といった嬉しい声をいただきました。
ということで、おかげさまにてワークショップを無事に終えることができました。
ご参加くださったゲスト様、The DECK様、本当にありがとうございました!!!
The DECK様の本イベントレポートはこちら。
次回はこれまでと少し違った形での実施を予定しています。
また決まり次第お知らせいたします。