足がつる
中高年の方とお話していて、「足がつる」という声を聴くことがあります。
運動した日の夜中など、激痛で目が覚めてとても辛いと。
足がつる原因は、水分不足やミネラル不足、加齢や疲労、冷え、運動不足、ストレスなどと言われます。
例えば、歳を重ねて運動も不足気味で筋肉量が落ち、久しぶりの立ち仕事で水分やイオンバランス(カルシウム、マグネシクム、ナトリウム、カリウム、水素)が崩れ、(冬場やクーラーで)冷えて血行が悪くなったところに寝返りをうったら「痛っっっ!!!」といった具合です。
医学的には「有痛性筋痙攣」と呼ばれ、筋肉の過度な収縮により痛みを伴う痙攣が起きている状態になります。
末梢神経の興奮が抑えられずに、筋肉細胞が暴走して収縮が止められない訳です。
足がつったときの対処法としては、ストレッチとマッサージ。
・つって収縮しているのと反対の方向に、ゆっくりストレッチをする。
・つった箇所を擦ったり、蒸しタオルなどで温める。
予防法としても同じことです。
水分やミネラルをきちんと摂って、ストレッチやマッサージを心掛けること。
足がつるから足対策というだけではなく、全身は繋がっているのですから全身大切にできると良いですね。
「運動した後お風呂にゆっくり浸かってマッサージするとつりにくい」
というお話を聴くのですが、とても理に適っていると思います。
足がつるというとふくらはぎに起こる「こむら返り」をイメージしやすいですが、脛や足の裏、足の指などでも起こります。
今日は脛をケアしてみましょうか。
脛には、足首や足の指を持ち上げるための筋肉がついています。
ここが弱ると、歩くときに足先が上がらず畳の縁に毛躓く・・・なんてことになりかねません。
脛の骨沿いに溝掃除をするように擦ります。
特に脛の外側をしっかり。
足首に近い方も念入りに。
足先も上がりやすく軽くなって、歩きやすくなるかと思います。
お悩みの皆さんの足がつることなく、熟睡できますように。