ZIPANG-8 TOKIO 2020 「2030年ネイチャーポジティブ(自然再興)」を目指して! IPBESシンポジウムの開催【環境省】
令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、
能登半島地震で被害を受けた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。(編集局)
青森 下北半島 仏が浦 編集局イメージ
海岸沿いに2kmにわたって連なる白緑色の奇岩の数々。
冬の荒波が削り上げた大自然のアートも、海が穏やかな夏に眺めれば「仏ヶ浦」の名にふさわしい極楽浄土のような浜。透明度の高いエメラルドグリーンの海と、象牙色にたたずむ奇岩の群れのコントラストが美しく、まるで極楽への入り口のよう。
それもそのはずで、死者があの世に旅立つ時、あるいはこの世に戻ってくる時に、立ち寄る場所が「仏ヶ浦」だと言われています。それぞれの奇岩には、浄土のイメージを重ねて名がつけられています。
山形 遊佐町 胴腹滝二筋の滝の味が違う 編集局イメージ
今からおよそ16万年から2万年前に鳥海湖付近から噴き出した溶岩の末端崖から2筋の滝が流れ出しています。
渓流が滝になっているのではなく、標高230mの山腹の中から湧き出していて、身体の「どうっぱら」から流れ出すということで「胴腹の滝」と名づけられています。
水温は平均で8.5℃前後、硬度は11mg/ℓ、蒸発残留物も40~50mg/ℓと少なく、淡白で癖のない軟水です。おかげで県内外から水汲みに訪れる人が一年を通してたくさんいます。左右の滝で水の味が違うという人もいますがどうでしょうか。
2つの滝の間に小さな社があり、地域の人たちに大切にされていて「山形県里山環境保全地域」に指定されています。
熊野市 朝霧の棚田「丸山千枚田」 編集局イメージ
風伝峠麓の後地で本宮道と分かれ、吉野方面へ北上する北山道。子安地蔵の祀られた峠を越える約1kmの古道には、シダの中によく石畳が残っています。鹿が多い”入鹿”地区、道中は鹿に出くわすことも。
山林の見通しはききませんが、峠の東には展望台があります。展望台からの眺める「丸山千枚田」は絶景で、日本一のスケールです。「日本の棚田100選」に選ばれています。早朝には朝もやに包まれる丸山千枚田と里山の風景が、また、田植え前の夕暮れどきには真っ赤な夕陽が田毎に映り込み、幻想的な情景広がります。
2023年度 IPBESシンポジウムの開催について
1. 2024年2月26日に、2023年度IPBESシンポジウム「ネイチャーポジティブ社会に向けた社会変革と行動変容」をオンラインで開催します。
2. 本シンポジウムでは、2023年3月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2023-2030」の実施に向けて、「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)」による最新の科学的議論を踏まえ、「社会変革」や「行動変容」の具体的な内容やその実現に向けて求められる行動等について、分かりやすく御紹介します。
1.開催概要
豊かな生物多様性に支えられた生態系は、我々の社会・経済・暮らし・文化の基盤であり、様々な恵みをもたらし、人間の福利に貢献していますが、人間活動の影響により、地球全体でかつてない規模で多量の種が絶滅の危機に瀕しています。
IPBESイプベス(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム)が公表した報告書では、現在世界で約100万種が絶滅の危機に追いやられており、生物多様性の損失を止め、回復させるためには、経済、社会、政治、技術全てにおける横断的な「社会変革」が必要と指摘されているところです。
我が国では、2023年3月に「生物多様性国家戦略2023-2030」が閣議決定され、「2030年ネイチャーポジティブ(自然再興)」を実現すること等が目標に掲げられました。また、本国家戦略の実施のための基本戦略の一つとして、「一人一人の行動変容」が同戦略に位置付けられています。
このシンポジウムでは、本国家戦略を中心に、IPBESにおける最新の科学的議論を踏まえつつ、どのように社会変革をもたらすことができるのか、本国家戦略における「社会変革」「行動変容」の具体的な内容、社会変革に向けて求められる私たちの行動は何か等を、国内外の有識者を招いて分かりやすく情報提供することを目的とします。
○ 日時:2024年2月26日 13:30~15:00
○ 会場:WEB開催(Zoom)※ 日英同時通訳予定
○ 参加方法:事前登録制 先着順で定員(950名)となり次第締め切ります。
○ 参加費:無料
○ 主催:環境省
○ 共催:公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)
2.プログラム(予定) ※ 日英同時通訳予定
○ 開会挨拶:環境省自然環境局長(予定)
○ 基調講演
(1)「なぜ私たちは人と自然のために社会変革シナリオを必要とするのか:ネイチャー・フューチャーズ・フレームワークを含む多様なシナリオ・アプローチ」
Laura Pereira (ストックホルム大学ストックホルムレジリエンスセンター研究員、ウィットウォータースランド大学グローバル・チェンジ研究所准教授)
(2)「トランジション・マネジメントによる下からの社会システムの変革」
松浦 正浩 (明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)専任教授)
○ パネルディスカッション(パネリスト、五十音順)
石原 広恵 (東京大学新領域創成科学研究科サステイナブル社会デザインセンター
准教授)
橋本 禅 (東京大学大学院 農学生命科学研究科 准教授)
松浦 正浩 (明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)専任教授)
浜島 直子 (環境省自然環境局生物多様性主流化室長)
3.参加申込み
2024年2月23日までに、以下のURLからお申し込みください。
https://www.iges.or.jp/jp/events/20240226
<参考>
● 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム
(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services:IPBESイプベス)
◆ 生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして2012年に設立された政府間組織
◆ 2024年1月現在、145カ国が参加
◆ 科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能が活動の柱
◆ これまでに以下の評価報告書とワークショップ報告書を作成
・ 生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関する評価報告書
・ 花粉媒介者、花粉媒介及び食料生産に関するテーマ別評価報告書
・ 生物多様性及び生態系サービスに関する地域・準地域別評価報告書
・ 土地劣化と再生に関するテーマ別評価報告書
・ 生物多様性と生態系サービスに関する地球規模評価報告書
・ 生物多様性とパンデミックに関するワークショップ報告書
・ 生物多様性と気候変動に関するIPBES-IPCC合同ワークショップ報告書
・ 野生種の持続可能な利用に関するテーマ別評価報告書
・ 自然の多様な価値と価値評価の方法論に関する評価報告書
・ 侵略的外来種とその管理に関するテーマ別評価報告書
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課 生物多様性戦略推進室
代表 03-3581-3351 直通 03-5521-8275
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
環境省
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
緑の回廊
緑の回廊とは?
森林内を移動する動物は、動物そのものも森林生態系を構成する重要なファクターであるとともに、移動ができない植物の生育地拡大に重要な役割(種子の散布)を果たしています。 国有林の中には貴重な自然環境を持つ森林が残っており、貴重な動植物や森林環境を保全するために保護林を設定していますが、動植物にとって貴重な生息・生育地である保護林と保護林を結ぶことで、野生動植物が移動し、生活の場を広げ、より多様で充実した森林生態系を目指そうと設定した森の通り道が「緑の回廊」です。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-3 TOKIO 2020「自然環境を守るために・・・ 『保護林』と『緑の回廊』とは⁉(1)」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6052773
世界有数の森林国といわれている日本。その国土面積の約7割は森林です。そして、この森林の約3割を占めているのが「国有林」です。「国有林」は全国各地に広がり、その多くは奥地の急峻な山地や水源地にあって、良質な水の供給、土砂災害の防止・軽減、地球温暖化の防止、生物多様性の保全など私たちが生活していくうえで大変重要な働きをしています。
栄村秋山郷
冬は雪に閉ざされて春の遅い栄村秋山郷の人々は、自然と木と共に暮らす!
栄村秋山郷は平家落人伝説の地・・・源義経も眺めた山里の景色です。
栄村秋山郷 小赤沢集落
スノーシェッドのなかから、手前に小赤沢集落、その奥に雄大に迫る苗場山が展望できます。(11月中旬~5月上旬の降雪期は、道路が閉鎖されています)
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-3 TOKIO 2020「『林野庁』ウッド・チェンジ・ネットワークと山里・栄村秋山郷」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6107568
地球からリュウグウは2億8千万kmかなたの宇宙空間にあります。「はやぶさ2」は、打ち上げから約32億kmを飛行しリュウグウに到着しました。
リュウグウ:東京大、神戸大、千葉工大、産業医科大、高知大、愛知東邦大、会津大、東京理科大
はやぶさ2:JAXA、東京大
小惑星探査機「はやぶさ2」衝突装置の作動の確認について
ミッションの意義
「はやぶさ2」のミッションの意義は、「科学的意義」、「技術的意義」そして「探査としての意義」の3つあります。
■科学的意義
「我々はどこから来たのか」という根源的な疑問を解決するために、太陽系の起源や進化、生命の原材料を調べます。地球本体、海水、生命を作った原材料物質は、惑星が生まれる前の原始太陽系星雲の中に存在していましたが、太陽系初期には同じ母天体の中で、互いに密接な関係を持っていたと考えられます。この相互作用を現在でも保っている始原天体(C型小惑星)を探査しそのサンプルを分析することで、太陽系の起源・進化の解明や生命の原材料物質を解明します。
■技術的意義
「技術で世界をリードする」ために、日本独自の深宇宙探査技術の継承と発展を目指します。小惑星探査機「はやぶさ」は世界初の小惑星サンプルリターンとして、数々の新しい技術に挑戦したミッションでした。その経験を継承し、より確実に深宇宙探査を行える技術を確立します。さらに、新たな技術にも挑戦し、今後の新たな可能性を開きます。
■探査としての意義
「フロンティアへの挑戦」を行うことで、科学技術のイノベーションや産業・社会への波及、国際的なプレゼンスの発揮、青少年育成等の効果が期待されます。未踏の地に踏み込むことで、新しい科学技術を創造し産業に貢献するとともに、天体の地球衝突問題(スペースガード)、宇宙資源利用、有人探査のターゲット等の科学以外の観点からも小天体に対応することで社会に貢献することを目指します。
具体的な目標
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-3 TOKIO 2020速報「『はやぶさ2』~太陽系の起源・進化と生命の原材料物質の解明を目指して~世界初 小惑星に金属弾による人工クレーターの成功」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6012071
※現在、2200件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。
ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/
ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/
ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/
ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/
ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/
ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/
ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/
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