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四国防災八十八話倶楽部

生徒が残した復興への熱い思い

2024.02.01 02:44

 平成 30 年 7 月の西日本豪雨によって,愛媛県宇和島市吉田町を流れる河内川が氾濫してしまいました.河内川のそばに位置する吉田中学校は、地盤から 1.15m の高さまで浸水し,校舎も大きな被害を受けました.

 しかし吉田中学校の生徒たちはこの災害に屈することなく,災害から五か月後に未来へ向けたメッセージを記した石碑を建てました.その石碑には「ここに復興を祈念し明るい未来の実現に向けて前進していくことを誓い,石碑を建立します」と記されており,生徒たちの復興への熱い思いが見て取れます.

 生徒たちが残した復興を諦めない気持ちは,その後も地域に残り続け,西日本豪雨災害を伝承する貴重な地域の資源になっています.