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サロンマーケター岩田のキャリア&マーケBlog

人に何かを頼みたい時はこう言え!『ものの頼み方』10選

2024.02.03 11:11


人は言い方一つで気持ちよく受け取ったり、逆に拒絶したりと、感情で動く生き物だ。




そこには理論や理屈も多少はあるけど、大半はそれよりも前に『やりたいか?やりたくないか』とか『気分が乗るか?乗らないか』を基準にして、自分の行動を決めるものだ。




もしくはこんな事があるかもしれない。

『この人に言われるのは、なんかムカつくし嫌。動きたくない』

こう思われてしまうと、もう最悪。たとえ指示する側がどんなに正しい事を言っていようと、どんなに得することを言っていようと、合理的であろうと関係ない。



それはもう、理屈なんかではなく感情でしかないのだ。



指示を気持ちよく聞いてもらえない先輩たち



役職は会社や組織において、ただの〝役割〟である。偉いとか、偉くないはそれとはまた別の問題。



だから役職やキャリアが上だからと言って、必ずしも相手がその人のことを尊敬したり、言うことを気持ちよく聞くかどうかは、別の話である。



とまぁ誰もがそうは思うけど、実際に後輩は部下がちゃんと行った通り動いてくれなくて困っている人はめちゃくちゃ多いはず。



何度も言うが人は感情で動く生き物なので、例え義務感や強制力で指示通り動いてくれたとしても、パフォーマンスが低い。

人は他人事の作業に本気にはなれず、自分事の作業には工夫と改善を自主的に行うのでクオリティが一気に高まる。



だから結論、人に動いてもらう側の人は

『いかに心から〝動きたい〟と思って動いてもらうか』を考えて指示する必要があるということ。




目的別〝ものの頼み方〟10選

これは口で言うのは簡単だか、実際にやってみると難しいもの。


ただ一つ言えるのは、

〝人間の感情には法則性が必ずある〟

と言う事だ。



それがいわゆる心理学てあったり、チームや組織を動かすリーダー論であったりと、すでに先人たちが昔から研究を重ねて導き出した

『ある一定の法則』がある。



それは心理学であったり、行動経済学であったり種類はさまざまですが

僕が一旦それをシーン別に10パターンまとめてみたのでここに共有しておこうと思う。







①【相手に促したい時の頼み方】

『〇〇しましょう』

使い方:複数人に投げかけてるとみせかけて本人に言いたい時の頼み方。意識が低い人には回数を重ねて言うと吉。




②【相手に助言として受け取ってほしい頼み方】

『〇〇した方がいいよ/なぜなら〜』

使い方:理論型の人に使える頼み方と見せかけて、実は何も考えてない〝非〟理論型の人に言ってあげると響く頼み方。ただあくまで自分に対する多少の尊敬が必要なのが難点。




③【お願いして下手にでる頼み方】

『〇〇して欲しいなぁ』

使い方:『まぁこの人にお願いされたら...』が必要なので、相手の立場よりも少し下手にでて頼むのがポイント。お願いされるというのは〝頼られている〟という事なので、頼りにしている感をしっかり出して関係性をつくるのがベター。




④【若干の押し付けで借りをつくる頼み方】

『〇〇してくれたら嬉しいんだけどなぁ』

使い方:③の頼み方をより強調した頼み方。直接的な要求ではなく、あくまで『嬉しい』と伝えることから、相手にとって『私がこの人を喜ばせた』という満足度をいかに与えるか?が重要。借りを作らせることで平等感を演出できる。



⑤【業務的な確認を促す頼み方】

『〇〇するルールですね』

使い方:皆で決めたルールを守るか?守らないか?を確認することで、理論的に詰める頼み方。自分と同じ立場やそれ以上の先輩や上司に有効。

これを言われて守らなければ相手の立場がなくなるので、有無を言わさず実行させるやり方。ただ、自分より下の立場にこの言い方をするときは注意が必要。




⑥【ノリと信頼関係で餌付けする頼み方】

『〇〇してくれたら〇〇あげる』

使い方:モノで釣る頼み方。そのモノ自体を欲しいわけでなく、あくまでライトに『しょうがないなぁ動いてあげよう』と相手の自尊心をくすぐるので、下の立場であってもプライドが高くてなぜか動かない人に有効。





⑦【未来を提示しプレゼンする頼み方】

『〇〇したらこんな良い事があるよ』

使い方:②の助言型のより上位テクニック。理論型と非理論型の両方に有効。

あくまでプレゼンなので、相手の共感を得ることを1番の目的として納得させることがポイント。





⑧【チームの和を乱さないよう周りにも影響を与える頼み方】

『みんな〇〇してるけど?どう?』

使い方:自分だけ周りと違うことをしていて、迷惑をかけていると自覚させる頼み方。同調圧力がかかるので、いやいやながらもやるしかなくなるのがポイント。すこし嫌味に聞こえてしまいがちなので、相手が拗ねてしまう可能性があるので言い方の配慮が必要。





⑨【共に体験を共有する仲間型の頼み方】

『一緒に〇〇しようよ/してみない?』

使い方:⑧の頼み方の柔らかいバージョン。みんなで、とか、私と一緒に、というのがポイント。人は『なぜ私だけ』と感じるとヘソを曲げて動いてくれないことが多いので、あくまで『私もやるよ』というスタンスが必要。上の立場の人がやってるなら更に効果倍増。



⑩【強制して言うことを聞かせたい時の頼み方】

『〇〇して下さい/しなさい』

使い方:強行突破で命令する頼み方。物腰柔らかくて優しいひとが急にこれを使うと、ギャップがでてより効果的。ただ諸刃の剣ではあるので、あくまで相手からの尊敬がある状態でないと、反発が出る。



いかがでしたか?

シーンによって言い方を変えて、うまく相手が乗ってくるような頼み方をマスターしましょう。