神経発達症(ADHD)のお子様には運動習慣を!麹町・半蔵門のキッズトレーニング
ADHDの症状をお持ちのお子様は、基本的な体力・持久力・体幹部分の筋力が弱い傾向にあります。また、協調性運動障害があるため、鉄棒・球技・縄跳びといった運動を苦手とする傾向にもあります。学校教育の現場では、よく注意される、忘れ物が治らない、友達の輪に入れずに居場所がないなど、不注意や多動といった症状があります。これには、脳の前頭連合野の機能障害が見られます。
このため、ADHDのお子様には脳の活性化を促す運動を指導する必要があります。
運動を行う効果は、基本的な体力・持久力や心肺機能の向上や体幹部分の強化がバランス力の向上、精神の安定性、運動のコントロール向上だけではなく、脳の機能向上効果も期待できます。
1.運動がおすすめな理由とは?
日常生活においても、服を着る、食事、スポーツを行う、入浴など、身体とモノを動かす機会が多くあります。どのようにいつまで行うかなど計画的に行動し、臨機応変に対応する認知機能も必要となります。ADHDの機能障害は脳の前頭連合野は運動をつかさどる運動野、運動前夜と一緒に前頭葉に存在しています。ここでは、状況把握をし、適切な行動を起こす機能を担っています。このように、日常生活における単純な運動でも、周りの状況を把握し、適切な判断を下して行動することによって行われます。
つまり、運動を行うことで脳を非常に使うので脳の活性化を促すことになります。
また、運動を行うことで分泌されるセロトニン・ドーパミン・アドレナリン・ノルアドレナリンなど爽快感や達成感が得られるため、精神的な安定をもたらす効果があります。
2.簡単にできる運動
・有酸素運動
少し心拍数が上がるくらいの有酸素運動を継続することで認知機能が向上・改善されます。また、運動することで脳への血流が増加し、神経細胞同士をつないでいるシナプスの成長を促すことができます。脳の活性化が行われるので脳の機能向上が期待できます。有酸素運動では、簡単にできる範囲であれば、ウォーキング、ジョギング、水泳などの水中運動が行えると最適です。一日30分でもいいのでお子様と一緒に歩くのもおすすめです!
・体幹部分の強化
上記でも述べたように、ADHDの特性を持つお子様は協調運動障害を持っている子や体幹部分の筋力が弱いお子様もたくさんいらっしゃいます。ジャンプする・はう・バランストレーニング・トランポリンなど体幹力・バランス力を強化する運動が行えるとベストです。体幹部分が鍛えられると、身体を動かしやすくなり、スポーツや日常生活でも動作を行いやすくなるといったメリットがあります。
・ボール蹴り
サッカー療法という言葉があります。サッカーは発達障害児の運動として注目されています。サッカーやボール蹴りは走る・ボールをける・蹴るときの前身のバランス力を使うといった全身運動になります。
また、人とコミュニケーションをとるため身体を動かす運動で認知機能も鍛えられ、コミュニケーション力を高める要素が詰まっています。
・水泳
発達障碍児には体力や持久力が低下している傾向にあると説明いたしましたが、走ることが苦手であれば水の浮力の中で身体を動かせる水泳もおすすめです。有酸素運動にもなりますし、全身を使った運動ともなります。また、心肺機能の向上や体力・持久力の向上も期待できます。
・体操
マチトレ麹町店でも体操や体幹トレーニングは重要視しています。前転や後転、平均台、鉄棒、バランストレーニングなどを行うことで体幹部分の強化ができます。これらの運動は四肢を動かす協調性が必要になるため、協調運動障害のある子どもは身体を動かす中でよい姿勢の維持やバランス能力を身に着けるための要素ととらえると良いでしょう。
3.まとめ
マチトレ麹町店では、未就学児から小学生までのお子様の体幹トレーニングや身に付けたい基本動作をパーソナルトレーニングで指導させていただいております。また、運動を通してバランス力や筋力・体力向上以外にも、非認知能力・非言語能力の発達も行っております。苦手な動きがある、運動神経を良くしたい、スポーツの競技パフォーマンスを向上させたいといったご要望がある方は是非マチトレ麹町店へ!