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さいたま自死遺族の集い*星のしずく

冬陽蓮あかり

2024.02.08 07:12

此の世での有ちゃんには学校のお友達も程々に多かったのですが、他界してから毎年自宅に弔問にいらしてくださる親友さんが二人おりました。


数年前に若者の自死を特集したNHKの番組にも、私と一緒にお二人ともインタビューを引き受けてくださった同学年の娘さんたちだったのですが、そのうちの一人、奈美さんといいます。(お母様から了承を得ています)


番組のインタビューでは「自死はとても悲しく、遺された者に与えるショックが本当に大きいので、なんとか踏みとどまって欲しいとは願います」というような内容で、キッパリ言い放っていたのが印象的でした。



 ――ああ、彼女は親友の自死を自分なりに受け入れて、悲嘆に暮れる時期をやり過ごして今があるのだな。


 ――もうこの子は大丈夫だよね。



自分たち自身が受けたショックもあっただろうに、悲しみしょぼくれている私に「明日」を最初に見せてくれたのは、弔問に来続けていたこのお二人でしたから。





その放送から半年足らず、彼女は自死しました。


ご本人の悩みだとかこころの不調で(事情は込み入りますが)至ってしまったようです。


ケータイに残されていた数行のメッセージをのこして。





彼女は2021年のお盆8月に、私ども夫婦と一緒に有ちゃんのお骨が納骨されている八戸市の霊園へお墓参りもしてくださっていたのですが………。


待ち合わせの大宮駅で、華やいだ色の生花を持参し、赤いワンピースを着ていた姿をとても印象深く憶えています。


彼女は念願だった美大生になり、その年の春にご実家の福岡から上京し、都内で一人暮らしをしていたようですね。


大学でのこと、BFとの出会い、恋バナ、未来の夢、目標、今取り組んでいる美術作品、大学祭には自分の作品を観に是非来てくださいね!と、我々夫婦に向かい、瞳を輝かせながら話していたのに。





我が子の事は勿論ショックが大きいですが、この訃報を知ったときにはダブルパンチを喰らったような… やはり脳震盪に近いショックを受けたものです。


悲嘆で泣き喚くというより、暫く呆然としていたように思います。

(対して、主人は丸一日泣いていたようでした)




2021年の10月31日に還られてから2年後の2023年10月末。

ずっと手元供養されていたお母様が、地元福岡の霊園に納骨されたとお知らせがありました。



好きな花は「蓮の花」と語っていた奈美さんが他界したのは19歳(享年20歳)。


お空(天界)では、蓮の花のような笑みを浮かべて安らいでいるように祈りを込めて、有ちゃんともつるんで宇宙いっぱいにお絵描きしている姿を願いながら、久々に蓮の花燈を作りました。

(作り方は忘れてなかった…汗)




「親友より大事な奈美」


「すごい美人なんだよ!」



有ちゃんが残した言葉たちを裏切ることなく、本当にべっぴんさんでした。そして………

“悲しみやさグレ”、生気を失くして過ごしていた私にも、ずっと寄り添い続けてくれていた、ある意味「命(こころ)の恩人」でもあります。



多才な彼女が作った音源(歌)もウェブ上には残されており、アプリを入れると視聴可能なようです。


絵画だけでなく、当人がモデルとして撮影参加した写真や動画作品もありました。


sound iCloud

検索名: nam_maggot (南無マゴット)

楽曲♪「パソコン室のわたしたち」等

https://m.soundcloud.com/user-718483331/9my8eohdqapt

(リンク先ページの I Acceptをタップすると聴けるようです('◇')ゞ)

 ブロ仲間さん、ありがとうございます。


(画像掲載もお母様から承諾を得ています)




数日後、奈美さんの墓地のある福岡に向かう予定です。


お天気が崩れませんように。

有ちゃんは晴れ女だから、なんとか計らってくれると良いな🌟🌟

星のしずく*管理人




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