みえてきた感
ビョーキを患ってから、
未来というものが、
漠然には無くなってしまった!
(健康でも、漠然には無いけど。笑)
わりとすぐ死ぬかもしれないほんとうに。という、
リアルやばい状況。
いつも崖っぷちな感じで、
どう暮らしていけるか。
どんな仕事が出来るか。
そもそもどう在りたいか。
いい方法やいいイメージが思い浮かばずに、
不安になったり、悩んだりしている。
こう見えてもいちおうは、
落ち込んだりもする。
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ちょうどここ1週間くらいは、
ひたすら筋トレをしながら、
ひたすらにそれを、
考えてみた。
(おかげさまで筋肉痛バキバキ。笑)
とりあえずみえた感があるので、
ここに記録するけれど、
今回はちょっと、
へんな話になりそうで、
「ちょっとへんだなぁ」と、
自分でも思うけど 笑、
これがわたしのリアルなのだ。
リアルでしかないので、
仕方がない。
◇
まず、
そもそもわたしは、
ここまで何だったのか?
という疑問にたどり着き、
何でもなかったんだ!
ということに気がついた。
笑えるけど、本気でそう思えた。
えーと。笑笑
どういうことか。
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現在29歳。いま20代を振り返ると、
暴走機関車のようだったなぁ
と、恥ずかしくて、穴に入りたい。
自分に期待して、
高すぎる目標をかかげて、
一旗あげたい!なんて心のどこかでずっと思ってて、
自分はきっとなにかが出来る!なにかに成れる!とおごっていて、
憧れに憧れすぎてて、
背伸びして見せたくて、
素敵と思われたくて、
カッコいいと言われたくて、
つねに何かを求めていて、
でもつねに物足りなくて、
満足なんてまったく出来なくて。。。
そんな暴走機関車の20代だったもんだから、まわりには、本当に沢山迷惑をかけたし、沢山心配をさせてしまった。(改めて、謝罪と感謝を。)
本当の酒の呑み方も知らないような若いのが、呑み屋でえばって知らない酒を語っちゃってる感じ。
(あぁ恥ずかしい)
カッコつけててカッコ悪くて、
自分の身の丈に合わないことをしてるもんだから、息切れしちゃう。
そんで気がついたときには、
息切れして、疲れ果ててる。
ほんと、ださかった。
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どうにかして
なにかになりたくて、
でも
なににもなれてなくて、
それってだから結局、
何でもなかったんだ!
笑笑
って事だ、と。
いまはとても、腑に落ちる。
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で、
魂が抜けるくらいに、
気が楽になった。
学歴なくたって、
職歴なくたって、
落ちこぼれだって、
はみだし者だって、
いいじゃない。
(道徳心だけあれば。)
自分に期待するから、
苦しくなるのであって、
だったら、最初から、
期待しなければいい。
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自分って、こんなもんだ。
こんな感じじゃないか。
こんなもんで、じゅうぶんだ。
いいじゃん、これで。
憧れになれなくたって、
じゅうぶん輝いてるじゃないか。
ダサくたってカッコいいじゃないか。
故・赤塚不二夫大先生も言っているじゃないか。
これでいいのだ!
と。
(まさにその一言にたどり着き、
先生の偉大さを改めて実感する!)
そうなると、
悩んだり・不安になったり・落ち込む
という概念が
そもそも一切なくなる。
笑笑
さっきまで、
どよーんてしてた自分の姿が
笑えてくる。くだらなくなってくる。
「それでいいって言ってるんだから、君、落ち込む必要、全くないじゃん」って、
ぽんぽんって肩をたたかれる気分。
自分から離脱した所で、
もう1人の自分がさっきまでの自分を励ましてる感じ。
そうなるととにかく、
めっちゃ気が楽になる。
◇
そしてこれは、
マイ 悟り
がひらけてしまった感があり、
この諸々のことにやっと気がついたとき、
光の輪が見えたよ一瞬。
(注:最後だけ嘘です。)
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先のことを漠然と考えて、
楽しくなるならいいけど、
不安になって答えも出ないならば、
考える必要がない。
背伸びして息切れしてカッコ悪くなっちゃうんだから、
そもそも背伸びしなければいい。
それは、
逃げでもネガティブでも手抜きでもない。
(このビミョーなニュアンスがうまく言葉に出来なくなて歯がゆいけれど)
毎日毎日、
自分の目の前をぴょんぴょん飛び交っている、
やらなきゃいけないこと
できること
やってみたいこと
伝えたいこと
を
しっかりキャッチしてそして、
ただただやっていくだけだ。
カッコつけない毎日を、
地味に地味に
積み重ねていくのだと、
ずっしりと思った。
恥ずかしながらも
こんなことに、
やっと、はじめて気が付き、
こうしてちょっとずつ
変化していくのだなぁと、
生きている面白さを
体感しているところである。
photo by 中納良恵 「窓景」