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美味しく撮る

2016.02.07 09:54

食べ物を撮って投稿するのは手軽で楽しいこと。

それをどんな風に撮るか。スマートフォンですら、ボケからピントの位置、広角で迫力出したり、望遠でアピールポイントを伝えたりすることもできてしまう。

そうなると一番難しいのは、ごく自然に撮ること伝えることだったりする。コントラストは上げるわ彩度はマックスにするわだと、個人的な記録には良いのだろうけど、美味しさって伝わるものでは無いような。ましてやフレームや文字で飾り立てて主役を殺したり。


前も思ったことだけど、プリクラがどれほど「普通の良さ・大切さ」を壊したことか。


写真は昔ながらの札幌味噌ラーメン。

優しいおばちゃんがゆっくりお盆で運んで来てくれた一杯。NHKのど自慢の流れる日曜日の昼の雰囲気や、良い意味で「美味すぎない普通のラーメン」の雰囲気をそのまま撮りたくて、こんな感じに。

まあ、昔からあるお店というのは窓も大きくて、たっぷりの光も味方してくれる。

これを一部のみピントを合わせてボカしたり、なにかノスタルジックアートフィルターなんかを重ねると、台無しになるのだよな。

後で見返して「ここのはこうだった」と思い返せるよう、そのものらしさを記録したい。