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「宇田川源流」【日本万歳!】 できることで支援をする「助け合い」の日本

2024.02.11 22:00

「宇田川源流」【日本万歳!】 できることで支援をする「助け合い」の日本


 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本のすばらしさや、日本が世界から称賛されえる内容をご紹介し、その内容を細かく分析し、その中においてその素晴らしさが何に由来しているのかということを皆さんにお話をするということをしている。そのことによって、本件の内容において、日本人の国民性や日本人の生活習慣で世界が称賛する内容をしっかりとご紹介しようということになる。

さて、今回は日本の人の心を見てみたい。日本人の中には「困ったときはお互い様」というような感覚が常に存在している。そのことが「日本人の性善説的な行動」につながるのである。相手に対してて悪意がないということが、大前提の中あるので、その行動は、そのまま日本人の「やさしさ」や「善意」ということにつながるのではないだろうか。

日本人のすばらしさは、自分の生活が困らない限りにおいて、いや「ギリギリ」のところで我慢することをしながら、相手を助けるということになる。実際に「この人々(困っている人々)も、自分が悪いわけではないのに、このように困っている。だから自分も少し我慢して相手を助けてあげようではないか。次に自分が困った時に誰が助けてくれるかわからないし、前に自分が困ったときは助けてくれたではないか。」というような感覚になる。他の国チャリティなどは、「完全な余剰資金」で行うということになる。要するに自分が相手を助けることによって、自分が生活を制限したり、何かを我慢するというようなことは全くしない。その様なことであるから、他の国の場合は、金持ちが自分の余剰資金の中からチャリティを行うということになる。しかし、日本の場合は普通に生活している隣の人や、どこかの人々が、皆で少しずつ自分の生活を我慢して、そのうえで、相手を助けるという仕組みになっているのである。

そして、その様なことができるのは、そのようにしてぎりぎりの生活をしていたとしても、そのような制限された生活が続くのは、そんなに長い期間でないことを知っている。それは、基本的には「日本はそのままにあっても、豊かに暮らすことのできる状態の国である」という事であろう。

その意味では全く他の国とは異なるし、また、その様な前提から、日本人のすばらしさは出てくるのである。

被災地クラファンで支援の輪

 被災地ではクラウドファンディングを活用した支援の輪が広がっています。

 石川県七尾市で創業100年近い醤油店を営む、鳥居正子さん。地元・能登産の大豆を使った醤油作りに取り組んできました。

膳場貴子キャスター(被災直後の様子 先月3日)

 「ブロックが剥がれ落ちてますね」

 しかし、今回の地震で外壁が大きく剥がれ、建物は半壊。さらに、醤油作りの心臓部でもある「もろみ」を貯蔵するための蔵が崩れ、醸造を諦めていました。

鳥居醤油店 店主 鳥居正子さん(石川・七尾市 おととい)

「お客様から頑張ってと言われて。もろみが元気(無事)だったので」

膳場キャスター

「そうだったんですね。あの(蔵の)中で?」

鳥居醤油店 店主 鳥居正子さん

「それで再建しようということで」

 こうしたなか、地域の若者たちを中心に、“何とか立て直してもらいたい”という声があがりました。クラウドファンディングで支援の輪はあっという間に広がり、6日間で1200万円以上の寄付金が集まりました。

クラウドファンディングを提案 建築家 岡田翔太郎さん

「復興の旗印じゃないですけど、そういった顔になるお店に、まず復活してほしいという思いです」

 同様の取り組みは、珠洲市でも。

 明治時代から続いてきた温泉施設「宝湯」。施設の一部が倒壊してしまいましたが、がれきの下から湧き出す源泉を発見し、再建を決意。経営者の橋元宗太郎さんはクラウドファンディングで支援を呼びかけました。

宝湯 経営者 橋元宗太郎さん(先月31日)

「110万ぐらいはご支援いただいて、これから次に向けて準備をしていこうと」

 この施設では、常連客の男性が入浴中に地震に巻き込まれ、亡くなってしまいました。橋元さんはそのことに心を痛めながらも、支援してもらった資金で“憩いの場”の復活を目指したいといいます。

宝湯 経営者 橋元宗太郎さん

「本当に笑顔になっちゃいけないのかなって、亡くされた家族の人を思うと。やっぱりでも、そういう人たちに笑顔になってほしいなと思って。元気を届けたいですね。なので、これからは明るく元気にやっていこうと思います」

2024年02月03日 18時08分TBS NEWS DIG

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12198-2775764/

 元旦から襲った能登半島地震に関しては、日本の人々の多くの同情を得た。ようするに「助け合い」の対象になったのである。そのことが、ここに生地にあるようになる。

「助け合い」の効能は二つ。

一つは金銭的な内容であり、そのことから基本的には何かを再開したりあるいは何かを行うにも資金が必要になる。そのことから、その資金を得られるということは、非常に大きな力になる。

しかし、実際に「助け合い」の効果はそのことではない。人が働く、何かそこにいて仕事をするということは、そのことが多くの人に役に立ち、そしてそのことを必要とされているという使命感や働き甲斐ということが重要になる。そして助け合いが「生存する」ということではなく「仕事」に対して行われるという事は、そのまま、多くの人にそこの仕事、例えは上記にある銭湯や造り酒屋など、その人々が「まだ見たこともない多くの人々に必要とされている」ということにつながるのではないか。単純に「必要とされている」とか「やりがいがある」ということは、そのまま自分の生きがいということにつながるのではないか。

助け合いというのは、「困っている人々に対して、今までのことをそのまま必要としている」ということや「相手をそのままの形で肯定する」ということにつながっているのである。

童話「マッチ売りの少女」がある。この物語に関して、少女は「マッチ」という必需品(当時は)を売っていたにもかかわらず、多くの人に必要とされていない。その少女がマッチを燃やしてい見ているのは「自分が社会の中の一人である」という参加意識であり、同時にその中において自分が必要とされている自分の姿であろう。そしてそのことが自分の希望であるということン位なるである。日本の場合は、その「希望」や「多くの人々からの期待されているという生きがい」を、今回のこの記事ではクラウドファンディングという形で示しているということにつながるのではないだろうか。

形は変わったが、助け合いの精神は全く変わらない。それが日本の司馬らしさなのである。