Vol.56 フランス発☆大人がときめく心躍るイマージュ
2024.02.11 11:31
Vol.56
フランスの劇作家・演出家の
オリヴィエ・ピィのオペラ演出が大好きです。
オペラ座ガルニエ宮で
グルックのオペラ
「アルセスト」を観ました。
同じくグルック作曲のオペラで
ピナ・バウシュが振り付けをした
パリオペラ座バレエ団の公演
「オルフェウスとエウリディーチェ」が
大好きなので
アルセストのことはよく知らずに
チケットをとったのですが
もう、すばらしく楽しめました!
開演前から
大きな黒板にチョークで神殿を描きはじめる男性達。
オペラが始まっても場面が変わるたびに
この大きな黒板をモップで消しては新しい背景を描き
進行してゆきます。
衣装はモノトーンのシンプルな服。
とても現代的な演出でコンテンポラリーダンスも出てきます。
歌詞がわからないと楽しめるかな?
そう思ってしまうオペラですが
演出の妙でまったく飽きさせないのです。
写真で伝わるかな?
背景は全て巨大な黒板にチョークで描かれています。
休憩の後は、オーケストラピットが空になっていて
幕が開くとオケは舞台上に移動していました。
そして空になったオケピを使って段差と奥行きを利用して
オペラはクライマックスに向かい盛り上がってゆきます。
カーテンコールでは
客席からブラボーが止まらなくて大興奮でした。
古典音楽を使って現代的に演出された舞台が
もう大ー好きなので
本当に幸せな気持ちになって帰りました。
本記事は、FBグループページ「フランス発☆大人もときめく心踊るイマージュ」で
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